◆愛知・名古屋アジア大会 第3日 体操(21日、名古屋市総合体育館)

 男子団体総合の予選も兼ねた個人総合決勝で、世界選手権3連覇中の21年東京五輪王者・橋本大輝(日本生命・セントラルスポーツ)は合計83・865点で銅メダルだった。初出場で狙った金メダル獲得はならなかった。

ライバルのパリ五輪3冠・岡慎之助(徳洲会)が84・698点で銀メダル、中国の張博恒が85・065点で2連覇を達成した。日本勢のダブル表彰台は2014年仁川大会の金・神本雄也、銀・山本雅賢以来、12年ぶりとなった。

 表彰台に入った3人の事実上の金メダル争いとなった。

 同組に入った橋本と岡は、あん馬からスタートし、つり輪→跳馬→平行棒→鉄棒→床運動の順に演技。第4種目を終えた時点で、岡が1位に浮上。2位の橋本とは0・233点差、3位につけた張と橋本が0・067点の小差となった。第5種目の鉄棒では橋本が逆回転の大きなミス。岡は着地を決めて、最終種目の床運動で勝負をかけた。

 第5種目を終えた時点の総合得点は、71・032点で張が1位に浮上。2位に後退した岡との得点差は0・167点、3位に後退した橋本は岡と0・433点差。張が最も得意とする最終・鉄棒種目の前に、床運動で逆転をかけたい日本勢だったが、橋本は大きなラインオーバーのミスが響いた。張は鉄棒をノーミスで演技。

着地もビタッと決め、日本勢の逆転を許さず逃げ切った。

 橋本は今年4月の全日本個人総合選手権で史上2人目の6連覇を果たしたものの、NHK杯は岡に敗れて2位。それでも跳馬で2021年の全日本以来となる大技「ヨネクラ」(伸身カサマツ2回半ひねり)を繰り出し、成功するなど今に甘んじることなく進化し続けてきた。

 アジア大会後には世界選手権(10月)もあり、ハードな日程を乗り越えるためにも8月には、負荷をかけ体作りに励んできた。ロス五輪の前哨戦となるアジアでの戦いは悔しい銅メダル。ただ、これで終わりではない。23日は日本の3連覇がかかる団体総合がある。仕切り直す。

【6種目の順位経過】

第1種目終了時 2位・橋本大輝 8位・張 9位・岡慎之助

第2種目終了時 1位・橋本大輝↗ 3位・張)↗ 4位・岡慎之助↗

第3種目終了時 1位・張↗ 2位・橋本大輝↘ 3位・岡慎之助↗

第4種目終了時 1位・岡慎之助↗ 2位・橋本大輝ー 3位・張博↘

第5種目終了時 1位・張↗ 2位・岡慎之助↘ 3位・橋本大輝↘

第6種目終了時 【金メダル】張【銀メダル】岡【銅メダル】橋本

【注】橋本と岡は、あん馬→つり輪→跳馬→平行棒→鉄棒→床運動の演技順。中国の張は床運動→あん馬→つり輪→跳馬→平行棒→鉄棒

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