大相撲の秋巡業が8日、埼玉・狭山市内で行われた。新関脇・藤ノ川(伊勢ノ海)は相撲を取る稽古を再開し、6番。

最初の一番で平幕・宇良(木瀬)の猛攻をしのいで、突き落とし。業師を裏返すと会場からは大きな歓声が湧いた。3勝3敗だったが「体を(巡業が始まってから)2日間動かしてなかったから、体がなまっていた。場所休み明けが調子よくないのはいつも通り」と振り返った。

 秋場所は新三役で11勝し大関昇進の足がかりをつくった。秋巡業前には先代の伊勢ノ海親方で「牛若丸」と呼ばれた4代目・藤ノ川(元関脇)の森田武雄さんに自身の祝賀会で再会した。すると「今場所よく頑張った。藤ノ川のしこ名で上に上がってきて、場所中の15日間の楽しみ。もう1つ上を目指してほしい」と背中を押された。6代目の21歳は「そういわれるとうれしかった」と気持ちを新たにした。

 大関の昇進目安は「直近3場所を三役で33勝以上」とされる。藤ノ川は九州場所(11月8日、福岡国際センター)では大関昇進の足固めの期待がかかる。

目標について聞かれても「勝ち越しです。勝てれば良い」と自然体を強調した。

 秋場所で京都府出身では198年ぶりの新三役となった。16日にはちょうど京都市での巡業が控えており、食事会も予定。「三役で京都に戻れて良かった」と心を躍らせた。

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