◆みやざきフェニックス・リーグ 四国IL選抜4―4巨人(12日・サンマリンスタジアム宮崎)

 大勢投手(27)はみやざきフェニックス・リーグで実戦復帰を果たし、右肘痛で離脱したまま終えた今季の悔しさや来季への思いを語った。

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 宮崎の温かな日差しを浴びながら大勢は力いっぱい腕を振った。

2―4の5回にマウンドへ。先頭への初球、電光掲示板には159キロの表示。投直に打ち取り、続く打者は味方の失策で出塁を許すも最後は空振り三振に、捕手・山瀬の盗塁刺。7球で1回0封の復帰登板を終え「1軍の華やかな世界から真逆のような世界で過ごしていろいろな感情も芽生えた。でも前を向けるように背中を押してくださったトレーナーさん、家族など支えてくださった皆さんのおかげで今日をこうして迎えられた」と感謝した。

 7月に右肘痛で離脱し、32登板23ホールドポイント、防御率2・15。その後はノースローもありながら、CS最終Sでの登板を目標に調整。しかし、チームは11日にDeNAに敗れて終戦した。その様子はテレビの前で見届けた。「ああいうところでチームを背負ってプレーできないのは、自分が目指してるものではない。悔しい気持ちでしたし、羨ましい、野球がしたいという気持ちでした」。リハビリ期間にはリリーフ陣から連絡をもらった。

「バサマ(船迫)さんとか(中川)皓太さんがよく声をかけてくださって、『早く帰ってこいよ』とか『いない穴は大変やで』と冗談交じりですけど言っていただいた。必要としてくださる人がいるのは、あの心境の僕にとっては大きかった」。負けたら終わりのプレッシャーの中で、懸命に戦う仲間の姿に心が揺さぶられた。

 もう二度と同じことを繰り返さない。「ジャイアンツのユニホームを着てマウンドに立つことがモチベーションでしたし、ファンの人も僕のタオルを持ってG球場に足を運んでくださって、それを見て前を向いて来られた。間に合いたかったっていうのはありますけど、そういう感情を忘れず、来年にぶつけれればな、と思います」。支えてくれる人たちのために、大勢が覚悟のオフを迎える。(水上 智恵)

 ◆大勢の経過

 ▽7月7日の阪神戦(東京D)で1回無失点に抑えたのを最後に右肘痛を発症。12日に出場選手登録を抹消。

 ▽7月20日にG球場でキャッチボールを再開。

 ▽7月24日に球宴を辞退。補充選手で船迫の出場が決定。

 ▽8月には回復を最優先するため一時ノースローで調整。

 ▽9月に入りスローイングを再開。

 ▽9月21日に傾斜での投球を再開。

 ▽10月7日に故障後初のライブBPに登板。7人に18球を投げ安打性2本、2奪三振。最速152キロを計測。

 ▽10月9日に故障後2度目となるライブBP。湯浅、フェリス、藤井の3人と対戦し、最速151キロで3者連続三振と圧巻の投球。

 ▽10月12日にみやざきフェニックス・リーグで実戦復帰。

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