◆報知新聞社後援 第103回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会(17日、東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地スタート~立川市街地~国営昭和記念公園ゴール=21・0975キロ)

 45校が参加し各校12人以内がハーフマラソン(21・0975キロ)を走り、上位10人の合計タイムで、上位10校が箱根駅伝本戦(来年1月2、3日)の出場権を争った。武蔵野学院大は12位で本戦出場は逃したが、順位が発表されると選手たちは抱き合って涙を流して大喜び。

過去最高だった24年の20位、前回26位から大躍進を遂げ、坂田和監督は「積み上げれば結果が出ることを証明できた。次につながる」と、うなずいた。

 エースのB・テスファイゼラツィオン(4年)が個人全体3位。前回大会、学生連合の10区を任され区間5位相当の好走をみせた佐野颯人主将(4年)も個人16位に食い込みチームを引っ張った。部員数は35人と多くはなく、15キロ地点までは10人通過の暫定順位で15位にも入っておらず“圏外”だったが、ラストで大きくまくった。来年以降は出場校が増枠され、予選会通過校も15に増えることから、目標を15位以内に設定。本戦出場はかなわなかったが、目標を超える好成績に佐野主将も「本戦まであと一歩だった悔しさも残るけど、12位と言われた時は率直にうれしかった」と、喜びをかみ締めた。

 坂田監督は2020年に亜大から同校のコーチに就任。亜大を2006年箱根駅伝初優勝に導いた恩師・岡田正裕氏から受け継いだ手帳には「月間走行距離750キロ」と書かれていたといい、「いきなりそこまで持っていくのはなかなか難しいので、まずは650キロから始めた」。今年の8月は熊本地震の影響で恒例の熊本・阿蘇市での合宿は行えなかったが、長野・菅平などで合宿。走行距離1000キロ超えを目指して猛練習に取り組み、好成績につなげた。指揮官は「どうにか750キロに近づけようとした。

夏だけでは無くて、その後の月でもしっかり走り込んだことで、地力がしっかりついた。走り込みが成績につながった」と分析した。

 来年以降は出場校が増枠され、記念大会の来年は予選会通過校も15枠に増える。来年も同じ成績を残せれば同校初の本戦出場がつかめるとあって、躍進のきっかけになる一歩を刻んだ。指揮官は「私もまだまだ勉強したいので、選手ともにしっかりと上を目指して頑張りたいです」と、さらなる成長を誓った。

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