愛知・名古屋アジア大会の男子マラソンで(9月26日)で11位と苦戦した吉田祐也(29)=GMOインターネットグループ=が19日、自身のSNSで現役続行を表明した。

 吉田は昨年の東京世界陸上に続いて日本代表として臨んだアジア大会のマラソンで金メダルを獲得した山下一貴(29)=三菱重工=から約8分遅れの11位に終わった。

レース後には、足に力が入らなくなり、バランスが崩れる「ぬけぬけ病」の症状があることを明かし、引退も示唆していた。しかし、この日「いつも応援いだいている皆さまへ」と題したSNSで「一度は引退を考え、ご心配もおかけしましたが、どのような状況でも諦めず、最後まで戦い抜く覚悟です」と記し、現役続行を表明した。

 青学大出身の吉田は、原晋監督(59)が「青学大史上、一番、練習した男」と評するほどの努力家。4年目にして初出場した箱根駅伝で4区区間新記録(当時)をマークし、優勝に貢献した。一時は、大学を卒業を機に競技から退く意思を固めていたが、翻意してGMOインターネットグループで競技を続行。2024年12月の福岡国際マラソンでは日本歴代3位(現4位)の2時間5分16秒で優勝した。

 今年2月の別府大分毎日マラソンでは、青学大の後輩の黒田朝日(当時4年、現GMOインターネットグループ)に競り勝ち、2時間6分59秒で日本人トップの2位と好走した。MGC(28年ロス五輪マラソン日本代表選考会、27年10月3日、名古屋)の出場権も獲得した。

 努力に努力を重ねてきた吉田は、今後も覚悟を持って走り続ける。

 この日、発表した吉田祐也の投稿は以下の通り(原文まま)

 いつも応援いだいている皆さまへ

 アジア大会では、温かいご声援をいただきありがとうございました。

 大会後はしばらく休養をいただき、心身ともに自分自身と向き合う時間を過ごしました。

 振り返れば、大会に向けてできる限りの準備を重ねてきた一方で、脚の力が抜ける症状を心のどこかで言い訳にしていた自分が、何よりも悔しく、情けなく感じました。

 それでも、これまで支えてくださった方々への感謝や、競技に対する思いを改めて見つめ直す中で、自分自身が「すべてやり切った」と胸を張って言えるよう、もう一度競技と向き合うことを決意しました。

 思うような走りができない時期や、決断するにあたっても、GMOインターネットグループのチームメンバー、監督、関係者の皆様、そして青山学院大学の原監督にも、とても親身に相談にのっていただきました。ここまで競技を続けてこられたのは、多くの方々の支えがあったからこそと改めて実感しています。

 これからは、そのご恩に感謝の走りで応えられるよう、チームの一員としてもニューイヤー駅伝で目標達成に貢献するとともに、自分自身の可能性にも最後まで向き合っていたいと思います。

 一度は引退を考え、ご心配もおかけしましたが、どのような状況でも諦めず、最後まで戦い抜く覚悟です。

 引き続き、温かいご声援をいただけますと幸いです。

 GMOインターネットグループ 陸上部 吉田祐也

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