日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長が21日、都内で開催されたアジアサッカー連盟(AFC)の「AFC加盟協会・地域協会会長および事務局長会議」に登壇した。「Japan’s Football Journey」と題し、日本サッカーの歩んできた歴史や、アジアサッカーの未来展望についてスピーチを行った。

 スピーチを英語で進めた宮本会長は、Jリーグの開幕やトレーニングセンター制度の整備など、日本サッカーがいかに成長を遂げてきたかを説明。さらに近年は欧州で活躍する選手が急増しており、北中米W杯の日本代表メンバー26人のうち23人が欧州組で占められていたことを挙げた。そのうえで「私たちはさらに多くの選手を、ヨーロッパ、特にイングランド・プレミアリーグへ送り出したいと考えています。現在、1部リーグに9人、2部リーグ(チャンピオンシップ)に8人の選手が在籍していますが、最高の成長環境を提供してくれるあの舞台へ、さらに多くの選手を送り出すことこそが私たちの目指すところです」と意欲を示した。

 一方で、男子日本代表や女子日本代表(なでしこジャパン)において欧州組が増加したことによる「課題」についても告白。「ネガティブな意味ではありませんが、私たちJFAはこれまで以上にお金を生み出さなければなりません。欧州から国内での親善試合に選手たちを呼び戻す際、昨今の渡航費高騰も相まって莫大な費用がかかるためです。これが協会の財政に対して一定のプレッシャーを与えています」と明かした。

今後の日本サッカーの発展に向け、宮本会長は以下の3つのテーマを提示した。

・すべての年代・カテゴリーの日本代表チームが国際舞台で成功を収めること

・女子サッカーの更なる成功と競技人口・人気の拡大

・サッカーを通じた社会的価値の向上

 最後に同会長は、AFCおよび各国協会との長期的な連携の重要性を強調。「アジアサッカーの明るい未来に向け、皆さんとともに一歩一歩歩んでいけることを心から願っています」と語り、スピーチを締めくくった。

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