◆スポーツクライミング ワールドクライミング グランドフィナーレ福岡2026(11月5日開幕、いいづかスポーツ・リゾート ザ・リトリート)

 スポクラの今季を締めくくる総合大会「ワールドクライミング グランドフィナーレ福岡2026」が5日、福岡・飯塚市の筑豊緑地公園/いいづかスポーツ・リゾート ザ・リトリートで開幕する。昨年、オリパラが日本で初めて共催された同大会は、男女混合のチームによる国別対抗戦が世界で唯一行われる大会でもある。

日本が誇るクライマーたちがリード、ボルダーでの2冠を目指す。

 5日のパラクライミングからスタート。パラは2028年ロサンゼルス五輪で正式競技への採用が決まっており、今大会はパラシリーズの最終戦として昨年から格上げされ実施される。パラ競技は、視覚障害と身体機能障害に分類される。視覚障害ではB1~B3に分けられ、B1が最も重いクラス。身体機能障害は上肢機能障害(AU)、下肢機能障害(AL)、関節可動域および筋力、その他の機能障害(RP)があり、1~3の数字が小さいほど重いクラス分けとなる。視覚障害のクラスでは、選手にホールドの位置を声で伝える「サイトガイド」という伝達係がいる。選手の洗練された感覚とガイドとの信頼関係が、競技力に直結する。

 7日から行われる男女混合による国別対抗戦には、24年パリ五輪銀メダリストのエース、安楽宙斗(JSOL)も参戦。ボルダーで昨季優勝した日本は、リードとの2冠に挑む。4~5mの壁につけられた課題をこなしながら「完登」を目指すボルダー。体にロープは着用せず、制限時間内であれば何度でもチャレンジできる。

困難なホールドに挑むダイナミックさが、観客を引きつける。リードは、ボルダーの倍以上の高さの壁を登り、登ることができた高さを競う。原則1回の試技で争い、より高みに挑む選手の迫力、緊張感が1手ごとに増していく。今大会は男子、女子それぞれの課題に加え、男女ミックスの課題も設けられ各国の戦略も勝敗の鍵を握る。

 世界レベルのクライミングを間近で体感できるワールドクライミング グランドフィナーレ。今大会は、試合後に選手が実際に挑んだ課題に挑戦できる「決勝課題試登体験チケット」も準備されている。昨年、計6000人が来場した大会がバージョンアップし、世界ランク上位6か国によるハイレベルな争いが展開される。

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