米球界挑戦を表明し、巨人からドラフト1位指名を受けた横浜(神奈川)の最速157キロ右腕・織田翔希投手(18)が5日、横浜市内の同校グラウンドでMLB球団との面談2日目を迎えた。

 この日午後にはフィリーズがグラウンドを訪問。

パドレス、レンジャーズでメジャー通算39セーブを挙げ、現在は中日で投手コーチを務める大塚晶文氏の息子・大塚虎之介国際スカウトら3人が面談に臨んだ。その後、午後2時過ぎには千賀滉大投手がプレーし、今季30球団で総年俸1位(約579億円)のメッツが計3人で到着して面談へと入った。

 メッツはジェームズ・カン国際スカウト部長、トム・フライシュマンアシスタントディレクターらが参加。織田には2年のセンバツから注目していたことを明かし、カン国際スカウト部長は「国際大会の大きな場面でいつも活躍されている。それも一つのスキル。日本人としてはスケールもすごく大きい」と評価。フライシュマンアシスタントディレクターは、将来像として「もちろん先発。球種がどんどん磨かれていくと、どんな投手になるかすごく楽しみ。体もいいですし、とても楽しみな投手」と語った。

 面談は4~17日までの期間で、最大12球団と行う予定。4日に一番手で面談したレンジャーズは、タクシー3台、総勢8人で訪問し、球団幹部に加え、昨年5月にレンジャーズとマイナー契約を結んだキム・ソンジュン投手(19)らも同席。マイナーの現状を知る同世代の“生の声”も含め、熱くチームの魅力を伝えた。

ジョニー・クラム国際スカウト部長は「人数の多さというのは、もう本当に我々がどこまで彼(織田)に興味があるかという一つの表れだと思います」と熱を隠さなかった。

 織田は10月15日に会見。MLB球団とのマイナー契約に加え、米大学への進学も選択肢にあると表明したが、同22日のドラフト会議で巨人が1位で強行指名した。指名直後、ドラフト会議を生中継したTBSのインタビューに出演した際には、「光栄な指名をいただきましたが、アメリカに挑戦する気持ちは全くブレません」と、米球界挑戦の意思に変わりがないことを明らかにしていた。

 現行の制度では、来年1月15日に国際アマチュア選手としてMLB球団との契約が解禁となり、25歳未満はマイナー契約からのスタートになる。ただし、現行のMLBの労使協定が12月1日に失効し、新たな協定がまとまらなければ、オーナー側が選手を締め出すロックアウトに発展する可能性もある。その場合には米国の大学、短大への進学も視野に入れていくことになる。

 ◆織田 翔希(おだ・しょうき)2008年6月3日、福岡・北九州市生まれ。18歳。足立小1年で野球を始め、3年から投手。足立中では軟式野球部。高校では1年春の県大会からベンチ入り。

同秋の関東大会準々決勝の東農大二戦で、公式戦初完投初完封。明治神宮大会でも準々決勝で明徳義塾を2安打完封。昨春センバツでは奥村頼人(現ロッテ)との二枚看板で優勝に貢献した。趣味は寝ること。好きな言葉は「気愛」「親孝行」。186センチ、81キロ。右投右打。

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