ピースボート災害支援センターは、2019年に発災した九州北部豪雨からまる5年を迎える8月28日(水)に、佐賀県大町町にて、移動型無人コミュニティフリッジ「FOOBOUR(フーバー) ‐おおまち港‐」を始動。ひとり親家庭の支援を開始する。

「FOOBOUR」プロジェクトについて


ピースボート災害支援センターは、佐賀県大町町と包括連携協定を締結し、「いつも(平常時)」のひとり親家庭の食の支援と、度重なる「もしも(災害時)」の災害対応を地続きでフェーズフリーに実現するため、キッチンカーを活用した「FOOBOUR」というプロジェクトに取り組んでいる。

「FOOBOUR」プロジェクトは、支援を必要とする人々が食品を手に入れられる「港」となることを目指して、Food(食事)+Harbour(港)を組み合わせた造語「FOOBOUR」と名づけられた。


「いつも」は、1か月100~200世帯の佐賀県内のひとり親世帯へ、「コミュニティフリッジ(公共冷蔵庫)」とも呼ばれる無人の移動型フードバンクとして食料品・日用品などが提供される。食料や日用品は、フードプレゼンターから提供された寄付品となっている。


「コミュニティフリッジ」は、食料品・日用品の支援を必要とする家庭が、時間や人目を気にせず、24時間都合が良いときに物資を取りに行くことができる仕組みだ。

そして「もしも」には、日本国内の被災地にて、1日最大2,000食の温かい食事を届けている。今年1月の能登半島地震の際には、キッチンカーを佐賀県から石川県珠洲市に派遣。避難所や福祉施設、孤立集落などでの食事支援や物資支援を行っている。

大町町で「FOOBOUR ‐おおまち港‐」を始動

今回、「FOOBOUR」プロジェクトでは、2019年に発災した九州北部豪雨からまる5年を迎える8月28日(水)の14:00から、大町町総合福祉保健センター美郷の裏手側駐車場内にて、キッチンカーを移動型無人コミュニティフリッジ「FOOBOUR ‐おおまち港‐」として始動。

児童扶養手当を受給しているひとり親世帯(現時点では、大町町町民に限る)を対象とし、「FOOBOUR ‐おおまち港‐」に保管されている食料や日用品を無料で提供する。

ピースボート災害支援センターについて

ピースボート災害支援センターは、「人こそが人を支援できる」をテーマに、国内外の災害支援活動や災害に強い社会作りに取り組む非営利団体。

2011年の設立以来、海外26カ国、国内70地域で災害支援活動を実施してきた。

佐賀県では、2019年、2021年の水害支援を大町町にて実施し、それを機に2023年2月に佐賀市内に事務所を設置した。

ピースボート災害支援センターでは、「FOOBOUR」プロジェクトを支援するふるさと納税の寄付も受け付けている。詳しい情報は、ピースボート災害支援センターのホームページで確認を。

この機会に、「FOOBOUR」プロジェクトの取り組みをチェックしてみては。

■大町町総合福祉保健センター美郷
住所:佐賀県杵島郡大町町大町5000

移動型無人コミュニティフリッジ FOOBOUR ホームページ:https://foobour.pbv.or.jp
ピースボート災害支援センター ホームページ:https://pbv.or.jp

(yukari)

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