アメリカでよく見かける「ガレージセール」。自宅の庭先に、要らなくなった家具や食器、洋服などを何でも広げて、通りかかった人に買ってもらう、というもの。
日本では滅多に見かけないガレージセールだが、開くには決まりごとがあるのだろうか。調べてみると、こんなルールがあるようだ。
■開催場所
自宅の庭や車庫など、まず場所を確保すること。公道に出ないよう、注意する。ポスターなどの掲示物も、許可なく公道の電柱やほかの住宅・店舗の壁に張るのはNG。
■販売できるもの
衣類や食器、家具など、ほぼ何でも売ることができる。ただ、飲食物の販売には保健所の許可が必要になる。調理はもちろん、クッキーなどの焼き菓子をあらかじめつくって販売するのもNG。基準がかなり厳しいので、一般の家庭で許可を取るのは難しそうだ。
そのほかは特に決まりごともなく、商品の陳列や値段設定など、自由に楽しむことができる。フリーマーケットのように、開催場所まで苦労して荷物を運ばなくて済むのもメリットだ。
実際に鎌倉市でガレージセールを開催した後藤さんにお話を伺った。「もともと好きで集めていたアンティークの食器やタイシルクの洋服、陶磁器などを、思い切って処分しようと思い、ガレージセールを企画しました。告知の方法は、ブログでのお知らせや、ご近所へのチラシのポスティングです。当日は、大通りまで出て呼び込みをしました。鎌倉という土地柄もあり、偶然通りかかった観光客の方が足を運んでくださったり、ブログの読者の方が神戸からわざわざ来てくださったり、と色々な方に来ていただけました。用意した商品も予想以上に売れ、大成功でしたよ」
ガレージセールの醍醐味や面白さはどういったところにあるのだろうか?
「ものが売れたことよりも、そこまでの過程がとても面白かったですね。どうやってお客さんを呼び込むか、どんな商品をどのようにディスプレイするか、いくらで売るか、といったことを考えていると、自分のお店を持ったようで、そういう疑似体験ができたのが良かったです。色々な方との思いがけない出会いがあるのも、楽しいですね。機会があれば、またガレージセールを開催したいです」成功の秘訣は「商品のクオリティー(あまりガラクタばかりだとお客さんが来てくれない)と、きちんとマーケティングをすること」だという。
ひとりではあまり売るものが無い、という人は、お友達に声をかけて共同開催するのも楽しいかもしれない。「捨てる神あれば拾う神あり」。不用品をゴミに出してしまう前に、一度ガレージセールを開いてみるのはどうだろうか。

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