製造派遣・請負を主力とするワールドホールディングスは、同業で中堅のnmsホールディングスをTOB(株式公開買付け)で子会社化することで、人材ビジネス事業でのエリア補完や採用力強化、外国人材に対するノウハウの共有などの相乗効果を見込む。

一方、nmsホールディングスは、元社長による不適切な経費使用や子会社の会計処理問題などガバナンス上の課題を抱えている。

ワールドホールディングスは子会社化を通じて信用力を補完し、財務基盤の安定化や経営再建につなげる。

ワールドホールディングスは2025年3月にnmsホールディングスと資本業務提携し、現在は32.91%を所有する筆頭株主。

買付価格は1株につき540円。TOB公表前営業日の終値396円に36.36%のプレミアムを加えた。買付予定数は1288万1041株。下限は所有割合33.75%にあたる648万800株。買付代金は約69億5600万円。

買付期間は2026年6月1日~7月10日の30営業日。決済の開始日は7月17日。公開買付代理人は大和証券。

nmsホールディングスはTOBに賛同し、TOBに応募するかどうかは株主の判断に委ねることを決めた。TOBが成立すれば、同社の東証スタンダード市場への上場は廃止となる。

nmsホールディングスは1985年に製造業の請負事業を目的としたテスコとして創業。2000年に社名を日本マニュファクチャリングサービスに変更した。2017年に持ち株会社体制へ移行し、現社名に変更。2007年に東証JASDAQ市場に上場した(2022年4月に東証スタンダード市場に移行)。

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