この4月に育休から復帰したばかりの男性スタッフがいるので、休みを取得してみて、実際どうだったかレポートしてもらいました。

清水ディレクター
昨年10月から半年間、育休をとってこの4月に復帰。

金井ディレクター
昨年6月から4ヶ月間強、育休をとって昨年10月に復帰。
※育休が分割してとれるので、月に3日は会社に。

そもそも育児休業・育児休暇とは?

▼「育児休業」
原則として子どもが1歳になるまでの期間、従業員が仕事を離れて育児に専念するために"法律に基づいて”休業できる制度。
この制度は、男性・女性問わず取得可能で、育児休業中は、育児休業給付金を受け取ることができます。

▼「産後パパ育休」
こちらも法律に基づく制度。2022年に施行された新しい育児休業制度で、産後8週間以内に4週間(28日)を限度として2回に分けて取得できる休業で、1歳までの「育児休業」とは別に取得できる制度です。雇用保険に加入している方は給付金も受けられるようです。

▼「育児休暇」
会社が就業規則で決めた休暇があります。これは、従業員の育児支援のために設けられる会社の制度で、努力義務です。なので、対象者や取得できる期間、給付金も会社によって違います。

こういった制度もあって、2024年度には男性の育児休業取得率が40.5%まで上昇しています。
もちろん、それぞれの状況や環境によって育休を取れないという方もいると思います。


今回は、あくまで「生活は踊る」の男性スタッフの場合はどんな状況だったのか、
男性目線で実際に育休を取得してみて気づいたことなど、聞いてみました。

①徹夜は仕事で慣れていたけれど・・・ 睡眠不足は想像を絶するしんどさ!

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「3時間おきのミルク」対応に、これまで不規則な生活に慣れていたはずのスタッフも苦労。

清水家の工夫:夫婦で交代制を導入。一人が21時~3時、もう一人が12時~6時に寝ることで、まとまった睡眠時間を確保。

・6時起床→ミルク。その後、次のミルクまで仮眠できたらする。次のミルクのタイミングまでに自分たちの朝ごはんを済ます。
・1ヶ月半くらいから、6時間連続で寝てくれるように。
・3ヶ月過ぎたくらいから9時間寝てくれるように。
・最初はミルクやオムツの記録を取っていたが、100日を過ぎて安定したのでやめた。

*生後半年経った今は、
・9時に寝て9時に起きる。ミルクの間隔が4時間おきに。離乳食も始まった。

育児日記の活用:清水さんは手書きの日記、金井さんはアプリを活用し、ミルクの量や排泄を記録。夫婦間での「情報共有」が鍵となりました。

② 街に溢れる「段差」が大きなハードルに

男性育休現場レポート 夜7時帰宅は育児貢献できない?育休で変わる、暮らし目線

育児を始めたことで、生活の目線にも変化があったそう。例えば、ベビーカーで移動するようになったことで、これまで気づかなかった街の不便さが浮き彫りになりました。

*横断歩道と歩道のちょっとした段差などが、ベビーカーで越えられなかった。
*駅での乗り換え時、エレベーターが遠かったり、狭かったり。時には行列ができていたり。移動は思ったよりかなり時間がかかるので、時間に余裕を持った行動が大事と気づいた。
*子育てをしている人以外にも、身体が不自由な方だったり、お年寄りには大変な場所がまだまだたくさんあると気づいた。

急いで帰っても、育児タイムが終わっている

男性育休現場レポート 夜7時帰宅は育児貢献できない?育休で変わる、暮らし目線

19時半に急いで帰宅しても、子どもはすでに寝ていることが多く、平日の育児参加は極めて困難。
「自分が職場にいない間も、仕事は回る」と実感したことで、周囲への感謝が深まるとともに、もっと長く育休を取りたかったという本音も。

Q:そもそも、職場を離れることに対して、不安は?

清水:会社が元いたポジションに戻ることを保証してくれているという前提があるが、子供が生まれることを楽しみにしていたので、ワクワクが強かった。番組内で同じ経験を先にしているスタッフがいたからフォローしあえた。

金井:周囲の同僚は育休に対して不満を漏らしていなかったと思うので、あまり気にならなかった。会社とも育休の取り方をしっかりと相談してとれたので給与面でも安心できた。

パートナーからの声、そして気づき
男性が育休を取ったことで、パートナーからは「精神的に安心できた」「大人のご飯を作ってくれる人がいて助かった」と
ポジティブな反応が寄せられました。


スー「育休に対して『休暇』だと思っている人もいるかもしれないけれど、ここまで聞いて『休暇』の要素は一切ないね!常に命を預かる責任と向き合っている、まさに『業(仕事)』そのもの」


それぞれの環境で育休取得が難しいケースもありますが、スタッフの経験が少しでも皆さんの生活のヒントになれば幸いです。

TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)

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