東京の多摩地域にお住まいの方、出身の方もそれ以外の方にも多摩を一緒に愛していただきたいという番組「立飛グループpresents東京042~多摩もりあげ宣言~」(略して「たまもり」)。MCは土屋礼央さん(国分寺市出身)&林家つる子さん(八王子市の大学出身)。

今週は、「多摩の野鳥」特集。ゲストは日本野生生物リサーチセンター代表で、カフェ遊歩堂珈琲店 店主の里中 遊歩さん。井の頭公園や昭和記念公園などの大きい公園から多摩川沿い、高尾山など、様々なエリアで見られる「多摩の野鳥」を紹介!

激レアなオオコノハズク、チョウゲンボウ、ミサゴも!「多摩の野鳥」特集

“カワウ”との出会いで鳥の世界へ

土屋:さっそくゲストのご紹介です。日本野生生物リサーチセンター代表で、カフェ遊歩堂珈琲店 店主の里中 遊歩さんです!よろしくお願いします!

里中さん:よろしくお願いします。

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土屋:まずは里中さんのプロフィールの紹介を、つる子さんからお願いします。

つる子:はい。

里中 遊歩さんは1966年生まれ、東京のご出身。音楽ディレクターや広告プランナーなどを経て、日本野生生物リサーチセンター代表で、動物ライター。また、「カフェ遊歩堂珈琲」の店主もされています。

土屋:ご出身は東京のどちらですか?

里中さん:「東村山市」で、今も住んでいます。

つる子:多摩人ですね!

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土屋:「カフェ遊歩堂珈琲」はどちらにあるんですか?

里中さん:住所でいうと「小平市」になります。駅でいうと、西武拝島線の「東大和」駅ですね。そこから歩いて2、3分の所ですね。

土屋:日本野生生物リサーチセンターでは調査をやられているんですか?

里中さん:調査というと聞こえがいいですけど、ほっつき歩いております。

土屋:どうして野鳥と出会うことになったのですか?

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里中さん:20、30代は普通にサラリーマンをしておりまして。30代の前半くらいから写真を撮るのが好きで、たまたま撮った写真に鳥が写っているうちになんだろうと思って興味を持ち始めたんですね。

つる子:はい。

里中さん:1980年代に、近所に「空堀川」という一級河川がありまして、そこにものすごい大きくて黒い鳥がいたんです。カラスよりもさらに大きくて。

つる子:へえ!

里中さん:びっくりして、これはなんだろう!?と調べてみたら、“カワウ”という鳥だったんですよ。

つる子:“カワウ”!?鵜の種類ってことですか?

里中さん:そうです。岐阜県の長良川の“鵜飼い”、あれはウミウって言うんですけど、カワウの方だったんですね。こんな鳥がこんなところにいるのは初めてみたと思ったところが、一番のきっかけですね。色々と調べて行くと、東京都に関していうと、河川法でどんどん川がキレイになっていって。それまでは本当に何もいないような川だった所に魚が増えたこともあって、カワウが戻ってきたという。

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つる子:なるほど。

里中さん:調べて行くと当時、絶滅が危惧されて全国で2000羽まで減っていたと言われていて、それが徐々に数を戻していって、関東だけでも10万羽はいるのではというくらい増えていますね。

つる子:へえ。

土屋:多摩にも戻ってきたということですか?

里中さん:多摩のそこらじゅうにいますね。

つる子:すごい。

多摩地域で見られる野鳥①=シジュウカラ

土屋:で、今日のテーマは「多摩の野鳥」です。多摩地域で見られる野鳥の特徴を教えてもらえますか?どういった鳥がいるんですか?

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里中さん:多摩地域に限らず東京都で考えると、全世界的に見ても緑が多い街ではあるんですね。世界でも3本の指に入るくらい。

つる子:ああ、そうなんですか。

里中さん:都心部でも明治神宮があったり、皇居があったり、大きな公園がいっぱいあるので、非常に野鳥の数は多いと言われています。東京都内だけでいうと、400種類くらいはいるのではないかと考えられています。ちゃんと数えてはいないのですが多摩地域でも200種類前後はいてもおかしくはないと思っています。

土屋:それは川があることも大きいんですか?

里中さん:川もそうですし、雑木林があって、水場があって、ちょっとした丘陵があってというのが良い環境になります。

土屋:さっそくとりに詳しくない我々が見て、スズメやカラスはわかるんですけど、特徴がわかりやすい鳥がいたら教えていただきたいです!

里中さん:よくいるのは“シジュウカラ”ですね。黒っぽいグレーでお腹の所にネクタイっぽい模様があって。今、都心部でいちばん見やすい鳥かもしれませんね。

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つる子:今写真で見て、見たことがある!って思いました。

里中さん:四十の雀と書いて“四十雀(シジュウカラ)”というんですけど、昔はスズメ40羽分の価値があるといっていたのが、今は逆にスズメの方が貴重かもしれませんね。

土屋:最近スズメは減りましたよね。でも、シジュウカラはスズメの仲間というわけではないんですね?

里中さん:近いけど仲間ではないです。

土屋:野鳥探しをするなら、まずはシジュウカラを見つけるところから始めるといいかもしれないですね。

多摩地域で見られる激レア野鳥=オオコノハズク、チョウゲンボウ、ミサゴ

土屋:あと、多摩地域に激レアな、こんな鳥がいるの!?みたいな鳥がいたら教えて欲しいんですけど・・・

里中さん:色々いるんですけど、最近だと“フクロウ”ですね。あとは、フクロウの仲間で“オオコノハズク”というのがいたり。あと、猛禽類のタカの仲間で“オオタカ”もいたり、“チョウゲンボウ”とか“ミサゴ”。オオタカはわりと増えているんで激レアというほどではなくなっていますね。だけど、“チョウゲンボウ”とか“ミサゴ”はかなり激レアですね。

土屋:“チョウゲンボウ”と“ミサゴ”は初めて聞いたんですけど、形はタカに近いんですか?

里中さん:タカの仲間です。

つる子:写真を見たんですけど、かっこいいですね!

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里中さん:これは水場で魚を狩るんですね。上から水面に目掛けてジャンプして足で魚を捕まえて持っていくという鳥で、かなり人気が高いですね。

土屋:”チョウゲンボウ”と“ミサゴ”を見つけるとなると、川沿いの山間部ということですか?

里中さん:川とか、貯水池。僕は「多摩湖」で見たことがありますね。

つる子:へえ!

土屋:写真で見ると“チョウゲンボウ”はかっこいい!羽を広げて、凧揚げの状態みたいで。

里中さん:これはホバリングといって、空中で停止できるんです。

つる子:見たことが無いです!

土屋:“チョウゲンボウ”はどこで見たんですか?

里中さん:これは、多摩地域であれば「多摩川」沿いとか川沿いだと見られやすいです。

土屋:でも、「多摩川」沿いといっても、二子玉川の方もありますけど。どこらへんまで行けば見られますか?

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里中さん:わりとどこでも。

土屋:“チョウゲンボウ”は何を狙っているんですか?

里中さん:ネズミとかを狙うんですけど、彼らは紫外線が見えるんですね。

つる子:え、紫外線が見える!?

里中さん:ネズミのオシッコなどの跡が見えるらしんですよ。

ホバリングして待っていて、ネズミが出てきたら捕まえに行くという。この鳥に出会えたらなかなかテンションが上がりますね。

土屋:里中さんも多摩地域で見る野鳥の中で好きなのは・・・?

里中さん:野鳥はいっぱいいるんですけど、だいたい昼間なんですね。夜間活動する野鳥はちょっと珍しくて、僕は時によっては変わるんですが、最近は“フクロウ”が好きですね。

土屋:東京には“フクロウ”は数的にはそんなにいないんですか?

里中さん:一時、ほとんど見なくなっていたんですが、ここ数年、鳴き声は聞くようになっています。

つる子:へえ!

土屋:時代と共に戻ってきているのはすごいですね。

里中さん:それだけ水場が豊かになって、周りの緑もあって。ちょっとずつですけど環境問題に気を遣うようになったからかもしれないですね。

土屋:多摩地域でいうと、“フクロウ”はどこらへんにいるんですか?

里中さん:ちょっとした雑木林があったりすれば、エサを狙いに来ていることがあります。あとは神社やお寺に行くと、御神木で太い木がありますよね。そこにうろがあるので、その中で住んでいることはありますね。

土屋:じゃあ街中や山間部は関係なく、雑木林があればいるかもしれない?

里中さん:もちろん、山の中の方が多いですけど、最近は街中にもうまく適応して生きている個体がいます。

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多摩地域で野鳥が見られるスポット=多摩川沿い、井の頭公園、昭和記念公園、高尾山

土屋:我々が野鳥を見に行こうとなった場合、ここに行くとよく見ることができていいですよというおすすめの場所を教えてもらえますか?

里中さん:よろしく多摩地域にも色々とあるのですが、ポイントとしては「多摩川沿い」。

土屋:街中では?

里中さん:街中の方に来ても「多摩川」沿いであれば大体どこでもハズレはないです。この前僕が行ったのは、「府中市」の「関戸橋」。あの辺もとてもおもしろいですね。

土屋:あと、僕の記憶だと「井の頭公園」に野鳥のエリアがあったような気がしたんですが?

里中さん:「井の頭公園」は動物園が併設されているんですが、そこに界隈で生活している動物や野鳥を展示しているんですね。なので、ここにいるんだよと振り返ると本当にいたり。動物のエサを目当てに寄ってくるいろんな野鳥が来るので、動物園は意外と穴場ですね。

つる子:ああ、なるほど。

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土屋:大きめの公園、「昭和記念公園」も広いからいるんですね?

里中さん:「昭和記念公園」の水場には良い野鳥が見られますね。

つる子:へえ。

土屋:山はどうですか?「高尾山」とか?

里中さん:「高尾山」は良いですよ。フクロウの仲間も多いですし。あと、レアでいうとカラスの仲間で“カケス”というきれいな鳥がいるんですよ。それもけっこう多く生息していてよく見られますね。

土屋:山登りも、野鳥を見に行くという目的にすると、同じ山登りでも全然見えてくるものが違うかもしれませんね。

里中さん:それは違うと思いますよ。

土屋:ということで、今週はお時間です。来週も用意していたメイン企画「野鳥の鳴き声クイズ」があるので、来週もお楽しみください。来週もよろしくお願いします。

里中さん:よろしくお願いします。

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TBSラジオ『東京042~多摩もりあげ宣言~』より抜粋)

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