TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」月~金曜日 朝6時20分頃~放送中。

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」。

今日は、幸運を招く、ある縁起物にまつわるプロをご紹介しました。
福を呼び込む小槌とは…?の画像はこちら >>

お財布が張るぐらいお金が入りますように…そんな願いをこめて、春に買うお財布が「春財布」。買う時期は、冬至を過ぎたあたりから立夏のあたりまで…と言われていますが、諸説あるようですね。

さて、春財布を手に入れたら、さらに縁起のいいものを加えて、福を呼び込んでみてはいかがでしょう。たとえば、根付け。
口上師さんの軽妙な口上で、お客さんを集めているのは、「匠の会 ひねもす」の看板商品【大江戸 開運の小槌】。

3センチほどのかわいらしい金色の小槌です。

この小槌の根つけを買いますと、十種類・十五個の小さな縁起物を目の前で入れてくれます。米粒のような大黒様と、恵比寿さま、それに、ひょうたん、カエル、サイコロ、小判、南天、破魔矢、そして、タヌキとダルマ。
これを細いピンセットでつまんで入れてゆくのですが、口上師さんは、ひとつひとつに込められた意味を説明しながら入れてゆきます。

たとえば…
大黒様は、食べ物の神様。一生食べ物に困らない。


ヒョウタンは6個入っていて、これで無病息災をあらわす。
サイコロは、どこに落としても「目が出る」。
カエルは、「無事に帰る」。
タヌキは、「他を抜く」と書くので、人より秀でる。

こんなふうに説明してもらうと縁起物が、より有難く思えてきます。この小槌の口上を考えたのは、「匠の会 ひねもす」十一名の口上師の方々。

昔、江戸の空には、辻々の物売りの声がこだまして、それは賑やかだったそうです。

そんな賑わいを伝える口上師さんと会えるのは、東京の歌舞伎座や、 東京駅・一番街 キャラクターストリートにある常設店。そのほか、デパートの催事や職人の技を披露するイベントにも出店するそうなので、そういうところでも会えるかもしれません。

開運の小槌は、しっかりとできていますが、ごくまれに、蓋がとれて中の縁起物が落ちてしまうこともあるそうです。これは悪い予兆ではなく、「難を逃れた」ことを意味するそうです。そして、蓋がとれた、または、願いが叶ったという場合は、ひねもすで引き取ってお炊きあげをしてくれます。

「願いが叶ったら、持ってきてね」

口上師さんにそう声をかけてもらったお客さんは、みなさん「はい!」と元気にお返事。「開運の小槌」には、口上師さんの元気も入っているようです。

◆2月14日放送分より 番組名:「檀れい 今日の1ページ」
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