毎週土曜夜10時より、TBSラジオからお送りしている『TALK ABOUT』。パーソナリティは、Da-iCEの工藤大輝。
12月は毎週、スペシャル企画
「バファリン presents TALK ABOUT保健室」をお届け!リスナーのみなさんから「生理の悩み」を聞き、それに答えていくこのコーナー。一緒に悩みを聞いてくれるのは・・・くれいじーまぐねっとの3人と、産婦人科医の遠見才希子先生!
以前、このメンバーで「生理の悩み」について特集したところ、リスナーのみなさんからとても多くの悩みが届きました。そして、放送後も「もっと理解が広まってほしい」「悩みが自分だけじゃないことがわかった」「こういうことをもっとオープンに話せるようになってほしい」といった反響がたくさん!ということで、今月はみなさんから届いたお悩みを、直接どんどん聞いていきます。
生理痛で授業を休む時、男性の先生に欠席理由を言いにくい・・・
埼玉県 大学2年生 まいさん生理痛で学校に行くのが辛く、授業を休むメールを大学の先生に送る際に女性の先生なら「生理痛のため」と理由をしっかり言うのですが、男性の先生の場合、生理痛だと言っていいのか、言わない方がいいのか悩んでいます。工藤:学校に行けないくらいツライことも、結構あるんですか?まい:そうですね。生理は重めだと思います。腰痛や腹痛、吐き気がある時もあります。コロナ禍ということもあって、体調が悪い状況で学校に行くのもあまりよくない気がして、休むことも度々あります。エア:今回、男性の先生に欠席理由を「生理痛」と言いにくいという悩みなんですけど、言いにくいと感じちゃう理由を教えてもらってもいいですか?
まい:目で見てわかるものでもないですし、理解できなくてウソをついていたり仮病みたいに思われるんじゃないかなっていう不安があります。あとは、「ちょっと恥ずかしいもの」っていう感じもあって。海外では生理のことについてオープンな国もあるということを聞くんですけど、日本だとナプキンもコソコソ隠してトイレに持っていかないといけないですし。工藤:くれまぐのみんなだったらどう思います?UraN:理解があると思って言いたい。浅見:確かに、そうかもね。
エア:エアも言うかな。工藤:先生が理解を持っているという前提でね。本当はそうあってほしいけどね。遠見先生、どうですか?遠見:生理って、とってもプライベートなものなので、自分の身体のプライベートなことを誰にどんなふうに話すかは自分で決めていいものです。「生理痛です」ってそのまま伝えてもいいし、「お腹が痛いです」「体調が悪いので」っていう伝え方でもいいと思うので、そこは自分で決めていいのかなと思いますよ。浅見:ちなみに、女性の先生からの理解も得られないことがあるらしいですね?
まい:はい。「生理であまり休んでほしくない」とか、「体調管理をもっとしようね」と言われたことがあります。工藤:これは結構難しいというか、だって人によるでしょう?この前の放送でも、くれまぐの3人も全然違ったし。それは体調管理がどうとかっていう話ではなさそうな気がするんだけど…。
UraN:この先生は痛くないほうの人なんだろうな。症状が違うっていうのもわかっているだろうけど…それでこういうふうに言っちゃうのはなんでかな?って思っちゃいますね。「休んでほしくない」っていう言い方じゃなくて、もっと「じゃあ、違うのやってみようか」みたいな提案だったら違うかな。
エア:言い方だね。変えてほしいかも。工藤:確かに、言い方もあるよね。他にも同じような悩みが届いています。イズミさんお腹が痛くて保健室で休むと、
男子に「せっこ!女子っていいよな」と言われる。工藤:うわ。最悪じゃん!エア:これ、いたわ。いたいた!マジむかつくやつ。じゃあ、「てめえが代わってみるか!?」っていう(笑)経験しないとわからないじゃん。経験してほしいわ!ちいさん生理痛でしんどくて休むと、親からも「ずる休みやろ」と言われる。工藤:それはどうなのよ。自分以外の全ての人の、理解の問題な気がするけどね。
UraN:親からも言われちゃうと、そこから相談ができなくなったりする。エア:確かに、そうだね。工藤:ちなみに、遺伝とかそういうのはあるんですか?遠見:基本的には、親から遺伝するとかはないですね。工藤:じゃあ、親もわからないパターンもある?
遠見:本当に個人差があるので、親は軽くても子どもは重かったり。だけど、なかなか人と比べづらいので、個人の経験・ものさしで判断してしまいがちなところはあるかもしれないですね。大人も男女別で生理の授業があったりとか、なかなか性教育を十分に受けずに育って、大人も知らないことがあるから。今こうやって生理の問題がラジオでも取り上げられるようにもなっているので、やっぱりみんなで一緒に考えていく。自分の体に起こることも起こらないことも知っておく。そうしないとお互いに理解できないし、思いやることもできなかったりするので。まずはこういう困っていることを話せるっていうこういう場も大事だなって、今みなさんのお話を聞いていて思いました。工藤:人それぞれあるとしても、学校休むほどって結構キツいじゃないですか。僕が知っている限り痛み止めとかあると思うんですけど、そういうのってできる限り飲んだほうがいいんですかね?遠見:そうですね。
痛み止めは、とにかく我慢せずに使っていい。なるべく早く飲むほうが効果は高いので、我慢せずに使ってください。あとは、産婦人科などで低用量ピルなど別の治療法もあったりするので、ぜひ相談してもらえたらと思います。工藤:それぞれが用法用量を守りながら、使える範囲で使ってみるってことが大事だということですかね。まいちゃん、どうですか?いろいろ意見を聞いてみて。まい:生理は女性ならではですが、目で見えないからこそ伝えられる人に伝えて、サポートしてもらうことが大切だと思いました!UraN:言える人に言っていくっていうのが大事かもしれないですね。工藤:男子もね、受け入れる許容を早めに身につけたほうがいいね。「せっこ!」とか二度というな!男子。まいちゃん、お話聞かせてくれてありがとうね!