東京の多摩地域にお住まいの方、出身の方はもちろん、多摩地域以外の方にも一緒に多摩を盛り上げていただき、多摩が盛り上がれば他の地域も盛り上がるのでは!?という思いでやっている番組「東京042~多摩もりあげ宣言~」(略して「たまもり」)。MCは土屋礼央さん(国分寺市出身)&林家つる子さん(八王子市の大学出身)。
今週のゲストも、しまおまほ さん! イラストレーターで作家で活躍中、TBSラジオでは「アフター6ジャンクション2」でお馴染み! しまおさんのハードめな秋川渓谷自転車旅&息子と高尾山。
「秋川渓谷自転車旅」&「高尾山登山からの相模湖」しまおまほさん②
土屋:ゲストをご紹介いたします。先週に引き続き、しまおまほ さんです! よろしくお願いします!
しまおさん:よろしくお願いします。
土屋:イラストレーター、作家としても活躍中のしまおまほさん。TBSラジオ的には「アフター6ジャンクション2」にも出演中。しまおさんが“多摩美術大学=多摩美”出身ということで、番組が安易にオファーした気がしますが(笑)。
しまおさん:(笑)。
土屋:実は、多摩美は多摩には無くて、上野毛キャンパスということで。先週は、そんな世田谷に住んでいるしまおさんの多摩の思い出を伺いました。これ、重要な要素で。我々は多摩に思い入れがあり過ぎて、多摩っていうだけで多摩のごはんは美味しいと思うし。
つる子:(笑)。
土屋:多摩ってだけで良い所だと思っちゃうので、我々の言葉にはちょっと乗っかっているんですよね(笑)。
つる子:はい(笑)。
土屋:しまおさんが思う多摩は、本当の、周りの方が感じる多摩なので貴重なんですよ。

しまおさん:古参のファンが新しいファンを受け付けないという。
土屋:ほんとそうなんですよ!
しまおさん:ありますもんね。
つる子:(笑)。
土屋:Jリーグの問題と近い!
しまおさん:愛が強過ぎて、母体をダメにするという。
土屋:ウェルカムなんですよ!
しまおさん:こちらも世田谷に40何年も住んでいるので、お邪魔させてもらう感じで。
しまおさん、カスタマイズ自転車で「秋川渓谷」自転車旅
土屋:先週は「立川」「吉祥寺」を中心に色々とお話をいかがいましたが、今日は世田谷にお住まいのしまおさんの他の多摩地域に行った思い出を伺いたいです。
しまおさん:10年くらい前に取材で「秋川渓谷」まで自転車で行ったことがあって。
土屋:どこからですか?
しまおさん:世田谷の家からです。
つる子:ええ!?

土屋:それは「玉袋筋太郎さん」くらいしかやらないですよ。
しまおさん:私、すごく自転車が好きで。当時、連載していた雑誌で。

土屋:はい。
しまおさん:で、今度は「秋川渓谷」まで自転車で行ってみようって。
土屋:良いですね。サイクリングの場所としては最高ですね。
しまおさん:登戸で待ち合わせて、「多摩川」沿いをずーっと。
土屋:なるほど! 北上して行けばある程度近くまで行けるから。
しまおさん:途中でごはんを食べたりもしたから、4時間くらいだったかな。
土屋:行った印象はどうでした?
しまおさん:とにかく大変だった(笑)。景色がどんどん緑が多くなっていって。

つる子:いいですね!
しまおさん:あ、そうだ。自分の自転車をカスタマイズして「秋川渓谷」に行くという企画だったんだ。そのカスタマイズするのを、当時、善福寺にあった「狸サイクル」という、一風変わったクセものの自転車屋さんがあるんですよ。そこでカスタマイズをしてもらって、秋川渓谷を目指すという。で、その「狸サイクル」は「西東京市」に移転したらしくて。バーもやってるらしいんですよ。
つる子:おもしろい!
しまおさん:バーはまだ行ったことが無いんですけど、すごくおもしろいので行ってもらいたいです。で、私は自分の自転車で「秋川渓谷」まで行ったんだけど、編集の方は初めて乗る自転車だったみたいで。ずっと乗っていたらお尻が真っ赤になっちゃったみたいで。
土屋:そりゃそうだよ。
しまおさん:「瀬音の湯」で温泉に入るときに、悲鳴をあげてました(笑)。
つる子:(笑)。

土屋:サル山のお猿さんみたいになってるかもしれない。
しまおさん:帰りも自転車なので。
土屋:でも帰りは少し下りだから。
しまおさん:そうなんですよ。行きは緩やかにどんどん登って行く感じでけっこうキツかったですけど。
土屋:東京にいながらあの自然があるというのは良くないですか?
しまおさん:すごかった。「秋川渓谷」に初めて行ったので発見でしたね。
土屋:「秋川渓谷」沿いでバーベキューするのとか最高ですよ! 僕は年に1回くらい行きますけど、いいですよ。
しまおさん:ハードではあったけど、自転車で行くと景色が移り変わっていく感じとか思ってたよりはキツくなかったですね。
つる子:へえ。
しまおさん:また行けそうな気がします。
つる子:おお!
土屋:多摩川沿いを自転車でずっと走るのは良いかもしれないですね。
つる子:初めての自転車の方はお尻だけ気をつけて(笑)。
しまおさん:靴もそうですけど、履き慣れたり乗り慣れたりしたものが。
土屋:柔らかいサドルに変えるとか。

しまおさん、子供の保育園で「高尾山」登山へ
土屋:「秋川渓谷」以外で、他にはどこか行きましたか?
しまおさん:今、私の息子が8歳で小学2年生なんですね。通っていた保育園が年少から、月に1回、「高尾山」登山をやる保育園だったんですよ。
土屋:月に1回!?
しまおさん:月に1回、先生が子供たちだけを連れて。
つる子:ええ!?
しまおさん:年少だから3歳とかかな。
土屋:僕も幼稚園の時にお泊まりで「高尾山」に泊まったことがあるから。保育園・幼稚園の子供でも登れる山ではあるのよ。途中までケーブルカーで行けば登りやすいし。
しまおさん:うちの保育園はケーブルカーが無しだったんですよ。
土屋:無しで下から登って! すごいね!
しまおさん:その人たちから隠れるように。お腹が空いたのでパン屋さんでパンだけ買って。当時はスマホも無いので、地図を見ながら。年少の一番最初の4月だけケーブルカーを使ってよくて。しかも年少の時は親が付いて行っては行けなくて。

つる子:ええ!?
しまおさん:親に抱っこしてってなっちゃうから。子供がある程度、歩けるようになったら親も参加していいよって。うちの息子はちょっとアウトドアっぽい保育園に行ってたんですよ。
つる子:すごい!
土屋:登る成功体験を感じてもらえば、親御さんも付いてきていいと。
しまおさん:途中、沢で沢ガニを探したりとか、吊り橋を見たりとか。
土屋:しまおさん自身はそれまで「高尾山」に行ったことは?
しまおさん:小学校の時に遠足で行ったかな。
土屋:親になってから登る「高尾山」はどうでしたか?
しまおさん:自分のヒザくらいの背丈の子供が、一生懸命登っているのはけっこう感動でしたね。
つる子:「高尾山」ならではですね!
土屋:<オレ、登ったぞ!>と、子供の自信になるには「高尾山」はほんとにちょうど良い山で。
しまおさん:最後、急な階段みたいなのがあって、そこで子供がふざけたりしていると<早く登れや(怒)!>って(笑)。こっちも疲れてるから(笑)。
つる子:(笑)。

土屋:山頂まで行くんですか?
しまおさん:山頂まで行きます。朝9時くらいに「高尾山口駅」に着いて、そこから登って山頂まで行くと11時ぐらいで。
土屋:子供にとっては大冒険だ。
しまおさん:山頂で食べるお弁当がほんとに美味しくて。
土屋:とろろそばも美味しいよね~。
しまおさん:保育園で登るときはお弁当なので。保育園のお友達たちと日曜日に行くと、お酒を飲んだり、途中でそばや団子を食べたり。
土屋:幼稚園の行事で行って、そのあとまたプライベートでも行くのは、ほんとに良くないと行かないからね。
しまおさん:「高尾山」ってむちゃくちゃちょうど良いんですよね!
土屋:今、温泉施設もできたから。
しまおさん:そうなんですよね。
土屋:「高尾山」に登って帰りに温泉施設に入って、家に帰ったらそのまま布団に入っていいよってことで、家族でも行けるから。

しまおさん:「高尾山」の頂上に11時に着いてお弁当を食べて、食べて、午後1時くらいにい下に下りて。鈍行で帰って子供たちは寝ながら帰るというのが毎月の恒例で。
土屋:すごいですね! 良い保育園ですね!
しまおさん:ほんとそうなんですよ。
保育園の年長は「高尾山」登山から「相模湖」まで歩く!
しまおさん:でも、保育園の年長の「高尾山」登山は親も参加して「相模湖」まで歩くというイベントがあって。
土屋:それは「高尾山」の山頂からさらに先まで行かなければいけないんですよ。
つる子:すごいですね、年長で!?
しまおさん:一大イベントみたいな感じで。その時は上までケーブルカーで行くんです。ある程度行って。そこから歩いて。途中、年中さんが小さいボンボンを持って、<年長がんばれー!>って送り出してくれるんですよ。
土屋:そうか! 山頂で年中はお別れで。
しまおさん:<行ってくるねー>みたいな。でも・・・本当にツラくて(笑)。
つる子:(笑)。

土屋:ぼく、その先は行ったことが無い。
しまおさん:「相模湖」が見えてからがムチャクチャ長いんですよ! しかも、普通に道路になったりして。もう途中で親たちは木の棒を探して、それを杖にして(笑)。
つる子:お子さんたちはどんどん歩いてて。
しまおさん:親も子供もけっこう無口になってくるですよ(笑)。
土屋:結果、「高尾山」から「相模湖」までどれくらいかかりましたか??
しまおさん:どれくらいかかったんだろう、、、。朝行って、途中でお昼ごはんを食べて、甘い物などを食べさせてもらったりしながら。でも最後、子供が休憩している間、親がゴールまで急いで行って、ジャムを塗ったパンとかポップコーンとかを用意して、<ゴール!>というのをやらねばならぬ儀式があって(笑)。
土屋:なんならクルマや電車で相模湖で先回りをしたかったよね(笑)。
しまおさん:そこで、<みんな、ゴールだよ! 年長さん、頑張ったね!>って言って。で、電車で帰るという。
土屋:よかった! また「高尾山」経由で帰るというスパルタだなと思ったけど、そこは電車で帰れるんですね。
しまおさん:さすがに。
土屋:そうやって子供への経験を多摩地域で積んでくださって。
しまおさん:そこの保育園は多摩地域によく行くことが多くて。「昭和記念公園」もよく行ってたし、「秋川渓谷」もキャンプでみんなで行ったり。

土屋:アクティブな保育園だよ。それで多摩地域を選んでいるわけだ。
しまおさん:そうですね。公園のチョイスもすごく良くて。色々と多摩地域の方を選んでて。保育園に子供を行かせるようになって、多摩地域の方によく行くようになりましたね。
土屋:やっぱり大人数の場合は、広い所の方が周りに迷惑をかけないから。
しまおさん:そうそう。
土屋:団体行動は多摩地域は行きやすいんですよ。
しまおさん:そうなんですよ。あと、「江戸東京たてもの園」も行ったり。だからiPhoneの歩数計が相模湖に行ったときは何万歩となっていて。次の日が500何歩で(笑)。
つる子:如実に疲れが(笑)。
土屋:多摩地域で足腰を鍛えて。多摩地域はそういう場所ですから、ご家族だったり、幼稚園・保育園の友達家族グループで遊びに行くのに、多摩地域はおすすめですから。

しまおさん:また「高尾山」には来月か、再来月に行くんですよ。当時の保育園のクラスのメンバーで。
つる子:いいですね!
土屋:「高尾山」は、舗装されているのでベビーカーでも「薬王院」まで行けるという。すごいんですよ。
しまおさん「多摩は、“いなたさ”と“オシャレ”が共存している」
土屋:そんなわけで、しまおまほさん。多摩地域に着いて色々と語って頂きましたけど、世田谷在住の目線で、多摩地域がどういうふうになったらいいのか、屈託の無い意見を伺いたいんですけど。
しまおさん:やっぱりセンスが良い人たちがいるイメージがあるんですよね。“いなたさ”と“オシャレ”が共存しているとか。
土屋:都心のど真ん中な、トレンドじゃないところで発想しているのかな。
つる子:みんなが自由に発想やアイディアを出せるという。
しまおさん:空気感がせかせかしていないし。マイペースだけど、自分のセンスを持ったお店や人とか。
土屋:自由ではありつつ、都心も近いから時代からも離れずにというのがあるのかもしれないね。

しまおさん:変わらずにいて欲しいと思いますね。
土屋:なんなら独立するんで。
しまおさん:・・・えっ!? 国として!?
つる子:(笑)。
土屋:その方が多摩地域を特化しやすいので。やっぱり23区とセット販売になってる気がして。
しまおさん:世田谷もね、独立したい気持ちはあるんですよ(笑)。
つる子:(笑)。
土屋:そうなんですよ。ふるさと納税を他に払い過ぎだって世田谷区長が怒ってますからね。
しまおさん:そうですよ。流失しているんですよね。
土屋:世田谷がダントツで流失しているんですよ。なんの話ですか、これ(笑)。
しまおさんのリクエスト曲
土屋:最後に、お別れの前にリクエストを1曲いただきたいんですけど。
しまおさん:私の大好きなバンドで「ニーネ」というバンドがあるんです。「ニーネ」のボーカルの大塚さんが「吉祥寺」の方に住んでいて。「田無」にも住んでいたことがあって。「ニーネ」はどの曲も歌詞がすごく良いんですけど、歌詞に「田無タワー」というワードが出てくる曲があるので、それを選んでみました。
土屋:「田無タワー」、ゴルフ場の隣にある所ですね。ゲストはしまおまほさんでした! ありがとうございました!
しまおさん:“立川観光協会の推奨品”って書いてありますね。ありがとうございました。