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オープン4周年!チームラボプラネッツ TOKYO DMM
2001年から活動開始し、アーティストや建築家など様々な分野のスペシャリストの視点から構成されたアーティスト集団「チームラボ(team Lab)」。ゆりかもめ「新豊洲」駅の目の前で、「豊洲駅」からも徒歩圏内にある「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」は、当初2022年までの展示会期でしたが、好評のため2023年末まで延長しています。
「Body Immersive(体・没入)」をコンセプトに、4つの巨大な作品空間と2つの庭園空間から成る「水に入るミュージアムと花と一体化する庭園」で、裸足になって身体ごと没入する体験型の美術館。世界的に有名な旅行ガイドブック『Lonely Planet(ロンリープラネット)』で、2022年度に「東京人でも行列を作る東京の美術館ベスト7」に選出されています!
2022年7月1日(金)~7月31日(日)までは、四季の花が「ひまわり」に。裸足で水の中を歩く『人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング – Infinity』と、仰向けになって空間を体験する『Floating in the Falling Universe of Flowers』が夏の花世界で彩られています。
7月限定「ひまわり」世界
ひまわりが咲く水面ドローイング
膝下くらいまで水に浸かる『人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング – Infinity』では、光の水面を映像の鯉がこちらに泳いでくるという非日常を楽しめます。身長152㎝の筆者、水面は膝下ギリギリでした!
鯉が人にぶつかると「ひまわり」が現れて、花を咲かせては花びらが散っていくという演出。鯉は記録映像ではなく、人の動きによって変化し続けるリアルタイム映像とのこと。次々と泳いでくる鯉の流れに身を委ね人々は歩き、特別なひと時に心も高鳴ります。
また、こちらには隠し小部屋もあり、炎のアートが水面に神秘的にゆらめいています。静寂な力強さを感じてみてください……。
ひまわりの天体ショー
鏡の床に仰向けになり鑑賞する『Floating in the Falling Universe of Flowers』。
鏡に反射し宇宙のような立体感はまるで花の惑星。花々は咲いては散り、四季を巡り、スピード感がある花の天体ショーに時間を忘れてしまいます……。鑑賞後も自分の心が躍動するのを感じるフィナーレにふさわしいステージ。
息つく暇ない常設展
ミクロから宇宙を見る、苔と花の庭
銀色の「Ovoid(卵刑体)」が周りの景色を映しこむ『呼応する小宇宙の苔庭』。Ovoidは軽く押されたり風に吹かれると音を響かせ、その音は周辺にも伝わっていきます。日没後は、61色の光を放ちながら光と音が呼応し合い、日中と日没で変化するのも楽しみのひとつ。
森の始まりである苔は初めての陸上生物と云われ、乾燥状態でも死なず水が与えられると生命活動を始めるそう。生と死は常に隣り合わせであり、日々の瞬間の尊さを感じます。
一瞬にして心を奪われる庭園『Floating Flower Garden』。上から吊るされた花に近寄ると花がゆっくり上がって、床と花の間に空間が生まれ、360度花に囲まれ花と自分が一体に。自分が何者なのか忘れてしまう、まさにこれぞ没入……。
ラン科の花々は毎日水をかけ手入れをしているそう。
キラキラワクワクの大空間
光の粒が宝石のような空間。輝くカーテンの道は、迷うことさえ楽しんでしまいます!
足元では鏡に反射して光のカーテンが永遠に続いているようで、上を見上げると、すーっとワープしているような気分!
光のスクリーンでは、命を宿したように光が色んな形に変わりながら音楽と共演。手前にあるパネルからは自分が見たい光の模様を飛ばすことができるので試してみましょう!
巨大な球体が部屋の中を埋め尽くす『意思を持ち変容する空間、広がる立体的存在 - 平面化する3色と曖昧な9色、自由浮遊』。球体に触ると、音や光が変化。この弾む球体の中に潜り込むと、大人の幼心が顔を出す瞬間に出会えるはず。各部屋を移動する時も、暗い廊下では床の材質がふわふわザラザラと変わり、感覚も研ぎ澄まされっぱなしでした!
ヴィーガンメニューで一息
施設の前では、京都発のヴィーガンラーメン専門店「Vegan Ramen UZU Tokyo」のラーメンやヴィーガンスイーツなどをチームラボ作品空間の中で食べられます。
北海道産小麦粉と宮崎県綾町産の無農薬全粒粉を使用した自家製麺と、羅臼昆布や国産椎茸などを低温で煮出したスープのラーメン(1,320円~)。「井上醤油店」の醤油を使った醤油ラーメンや、長崎と佐賀の境の里山にある「EN TEA」の日茶を使った茶ラーメンなど素材にこだわっています。
夏にぴったりな「数量限定ヴィーガンラーメン花(冷)」(1,980円・税込)は、「梶谷農園」の食べられるお花を飾って『Floating Flower Garden』を表した東京限定メニュー。
筆者が試食したのは、京都店のメニューが東京初上陸した夏の新メニュー「平日限定ヴィーガン辛味噌つけ麺(花椒)」(1,650円・税込)。麺にちょんとスープを付けるのではなく、スープにどっぷりくぐらせていただきます!
味噌・豆板醤・白ごまペーストの特製味噌ダレのスープはパンチある辛味と出汁は旨味が深く、椎茸の佃煮やネギなど具材もたっぷり。ツルツルで腰のある太平麺に濃厚スープがよく絡み、花椒のしびれがたまらない!動物性不使用なのでどっかり感もなく、このしびれ感を求めて食も進みます!
京都五条のアイスクリーム専門店「PicaRo Eis」発のヴィーガンアイスクリームには「キャラメルココナッツ」も新登場(660円・税込)。
Vegan Ramen UZU Tokyo
●住所:teamLab Planets TOKYO 敷地内
●7月の営業時間:平日11:00~19:00、土日祝10:30~19:00、(特別延長時間/7月18日(月)~31日(日)10:30~19:00)
※8月以降のスケジュールはHPにてご確認ください。
●休み:施設に準ずる
●HP:https://vegan-uzu.com/pages/uzu-tokyo
食事OK・入館不要の作品も
施設の屋外にある、アップダウンしながら繋がっているベンチ、煙突のように聳える『空から噴き落ちる、地上に憑依する炎』と空が映り込むロングテーブル、「Vegan Ramen UZU Tokyo」の建物内に入っている作品『虚像反転無分別』の3つの作品には、来館せずとも立ち寄れるのも嬉しい。
『虚像反転無分別』は、鏡に囲まれた室内では映像がゆらゆら流れ、テーブルと椅子もありますが、一瞬それらを認識できないほど、境目が見当たらない不思議空間……(安全管理上のため6歳以下は入場不可)。
此処は水の中なのか宇宙空間なのか……こちらでも飲食可能なので貴重な“アート食”を体験!
服装に注意して、大人こそ今こそ行こう!
床が鏡だったり、水の上を歩いたり、水に浸かったりするので、訪問時は膝までめくれるタイトなパンツスタイツがベスト。ハーフパンツのレンタルもOK。アプリを利用した楽しみ方もあるので、訪問前にHPをチェックしておいてもいいですね!
万物が繋がり響きあっていることや、小さな粒から宇宙の始まりを感じながら、脳と身体をフル回転する「チームラボプラネッツ」の惑星で、大人こそ思い切り楽しみましょう!
チームラボプラネッツ TOKYO DMM
●会期:2018年7月7日~2023年末まで
●7月の開館時間:平日11:00~20:00、土日10:30~20:00、(特別延長時間/7月16日(土)17(日)9:00~22:00、18日(月)~31日(日)9:00~21:00)※最終入館は閉館の1時間前
休み:7月6日(水)
※8月以降のスケジュールはHPにてご確認ください
●チケット料金:大人3,200円、中高生2,000円、4~12歳1,000円、3歳以下無料
●住所:東京都江東区豊洲6-1-16 teamLab Planets TOKYO
●交通:ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線「新豊洲駅」より徒歩約1分、「市場前駅」より徒歩約5分、東京メトロ有楽町線「豊洲駅」より徒歩約10分
●HP:https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/
[all photos by kurisencho]
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