映画『バッドガイズ』(10月7日公開)の吹き替えキャスト登壇イベントが6日に都内で開催され、尾上松也(37)、安田顕(48)、A.B.C-Z河合郁人(34)、チョコレートプラネット長田庄平(42)、ファーストサマーウイカ(32)が登場した。歌舞伎役者、俳優、アイドル、芸人、マルチタレントと同じ芸能界でも異なる分野で活躍中の5人が息の合ったトークで盛り上がった。


同作はユニバーサル・スタジオとドリームワークス・アニメーションがタッグを組んだクライム・コメディ。主人公は権力者や富豪たちから華麗なテクニックで財宝を奪う怪盗集団“バッドガイズ”だが、尾上松也が“天才的スリ”でカリスマ的リーダーのミスター・ウルフ、安田顕がウルフの親友で“金庫破り”のスネーク、A.B.C-Z河合郁人がラテン系“肉体派”のピラニア、チョコレートプラネット長田庄平が“変装の達人”のシャーク、ファーストサマーウイカが“天才ハッカーの毒舌ガール”タランチュラの声を演じた。今回5人は全員白い衣装でスタイリッシュに初集結したが、尾上は「バッドガイズ、参上!」と宣言し、「いや~! ワクワクしますね! みなさん、今日は気を付けてくださいね! 何かを盗まれますよ!」と満員の観客に笑顔で怪盗予告した。

バッドガイズは、オオカミ、ヘビ、ピラニア、サメ、タランチュラなど見た目で悪役にされがちなキャラクター。そこで見かけで判断された経験を聞かれた尾上は、「職業上勘違いされるというか、取材などで『コンビニに行く』とか『洗濯する』とか言うと驚かれる。歌舞伎俳優はそんなことをしないと思われているようだけれど、普通に生きていますよ」と歌舞伎に対する浮世離れしたイメージに苦笑い。


一方、安田は「職質をよく受ける」と告白。「新宿歌舞伎町で上下スウェットでボロボロのボストンバッグを抱えていたら『荷物見せて』」と職務質問を受けた体験を明かした。他にも「コンビニに行こうとしてパジャマとサンダルでフラフラしていたら『ちょっといいですか?』」と声をかけられたそうで「まあ、職質されて当たり前ですね」と自ら納得して反省していた。

その安田は自身の悪い癖を聞かれて「僕はせっかちすぎて、撮影が終わったらすぐに帰りたい症候群。衣装の下に私服を着ているときもある」とカミングアウトして驚かせた。昨年放送されたテレビ東京系連続ドラマ『らせんの迷宮~DNA科学捜査~』では熱血刑事を演じた安田だが、その記者会見では「スタジオやロケ先でお手洗いに行ったら最後、100%楽屋にたどり着けない」と嘆いていた
普段の生活でも同様だそうでかなりの方向音痴らしいが、衣装の下に着た私服がヨレヨレになり、道に迷ってウロウロしていたら、こちらも職務質問の対象になってしまいそうだ。

他のキャストは悪い癖について尾上は「午前中は機嫌が悪い。これは直そうと思っても直らない!」、河合は「鼻毛を抜いてしまう癖があって、抜いた鼻毛を写メでメンバーに送る」、ファーストサマーウイカは「現場のあまったお弁当とドリンクを1本も残らず持って帰りたい」とそれぞれ告白してバッドガイズぶりを垣間見せていた。

またイベントのMCはバッドガイズを追いかけるレポーター役の吹き替えを担当したフリーアナウンサーの高橋真麻(40)が務めた。



(TechinsightJapan編集部 関原りあん)