米歌手マドンナ(64)が、自身のSNSで公開した動画がファンを驚かせている。マドンナは眉毛をブリーチし、ほとんど素顔に近い姿で登場すると「以前とは全く違う」「怖いよ!」といったコメントが殺到した。
また別の動画ではカミングアウトをほのめかしたため、LGBTQ+を利用していると批判された。

マドンナが現地時間10日に披露したのは、バスルームで撮影したとみられる自撮り動画だ。映像が始まると、黒いタートルネックのトップを着たマドンナがカメラの方を無表情で見つめている。

ストレートの髪はピンクに染められ、ふっくらとした唇に口紅を塗っただけのほぼノーメイクだ。前髪をサイドに分けており、目元を見ると眉毛は金色になっていたのだ。

マドンナの眉毛は本来、濃くてダークな色をしていた。
そのため激変した姿にフォロワーは驚いたようで、「まるで別人!」「早めのハロウィン?」「マリリン・マンソンみたい」といったコメントが殺到した。

この他、マドンナが過剰な美容整形術のためにすっかり変化してしまったという意見も届いている。

「これってマドンナじゃないよね? 一体、彼女に何が起こったんだ? 以前とは全く違うじゃないか!」
「残念だけど、これは怖い。 自然のままで美しかったのに。多くの女性がいつまでも20歳に見えるようにと犠牲になり、詰め物や手術のやり過ぎになるのは悲しいことだ。」
「もはやマドンナにすら見えない。悲しい。
彼女は優雅に年齢を重ね、女性に自分を変える必要はないと示してくれると思ってたのに。」

さらに同日、マドンナは自身のTikTokで衝撃的な動画を公開し、またもやファンを驚かせていた。

披露した10秒ほどの動画は、白いコルセットのトップスとワイドパンツ姿のマドンナが、自宅の居間に立っている様子だ。大きなピンクのショーツを広げた後、くるりと丸めてゴミ箱の方向に投げつけた。するとショーツはゴミ箱に入らず、手前の床に落ちてしまった。

キャプションには「もし外したら、私はゲイ!」とピンクの文字で記されている。

するとフォロワーからは「64歳でカミングアウト?」「マドンナがカミングアウトするのを目撃してしまった?」「彼女は何十年も、バイセクシャルだと公表してきたわ」といったコメントが寄せられた。


マドンナは過去に多くの男性達と恋愛歴があり、俳優ショーン・ペン映画監督ガイ・リッチーと結婚するも離婚。ダンサー兼俳優のカルロス・レオンとの間には、娘ローデスをもうけている。今年4月には、3年間交際した年下バックダンサーのアラマリク・ウィリアムズさんと破局していた

また2003年に開催した音楽の祭典『MTV Video Music Awards(VMA)』でパフォーマンスを行った際には、ステージでブリトニー・スピアーズクリスティーナ・アギレラに濃厚なキスをしたことが大きな話題になった。

しかしマドンナがバイセクシャルであるという確証はないため、彼女が動画でゲイをほのめかすのは、LGBTQ+を利用する「クィアベイティング」だと批判するコメントも見受けられた。

「マドンナが2022年にクィアベイティングをするとは、予想外だった。」
「マドンナのクィアベイトは、ニュースにするほどじゃないよ。
彼女は30年間もやってる。なぜ話題になるんだ?」
「私達は決して、彼女をLGBTQ+のコミュニティに歓迎しないから。」
「最近話題になってなかったから、注目されたかったのでは。」

マドンナは長年にわたるLGBTQコミュニティへの貢献が称えられ、2019年5月に開催した「GLAADメディア賞」で最上級の「Advocate for Change Award」を受賞。同年6月には、ニューヨークで開催したLGBTQ+への理解を深めるイベント「NYCプライド」のアンバサダーを務めた。また今年の同イベントでは、サプライズコンサートに出演している。



画像2枚目は『Madonna 2022年10月10日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)