フィリピンの東にある熱帯低気圧は今後、台風になる予想です。台風になれば、台風5号になります。
「台風」発生へ
きょう20日(木)午前3時、フィリピンの東には熱帯低気圧があり、北上しています。今後、台風になる予想です。台風になれば今年5個目で台風5号になります。
台風に変わる熱帯低気圧はフィリピンの東を西よりへ進むでしょう。この付近の海面水温は30℃前後と高く、発達しながら進み、次第に風速25m/s以上の暴風域を伴う見込みです。
25日(火)頃の予報円はまだ大きく、進路に幅があるような状況です。
台風シーズンへ
台風の発生は、平年では、7月には3.7個と増え、8月は5.7個、9月は5.0個とピークになります。
今年は今のところ台風の発生数は平年に比べると少なくなっています。
ただ、台風の本格的なシーズンになる前から、大きな影響がでました。 6 月1日から3日にかけて本州付近に停滞した前線に向かって台風 2 号周辺の非常に暖かく湿った空気が流れ込んだため、前線の活動が活発になりました。
9月にかけて本格的な台風シーズンに入りますので、日ごろから備えをしておくと安心です。
日頃からの備え
大雨などの災害による被害を少しでも小さくするために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。
① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。