闘病を続けるテニス界の仲間のために立ち上がった選手たち

12月10日、USオープン王者のダニール・メドベデフ(ロシア/世界ランク2位)は、SNSでサイン入りラケットをオークションに出すと告知した。

【SNS】オークション出品をすると伝えたメドベデフの投稿をチェック

これは、メドベデフのコーチ、ジル・セルバラ氏のコーチ仲間でもあるキキ・シュナイダー氏のためのオークション。
シュナイダー氏は、アナ・コンユ(クロアチア/同66位)、ボルナ・チョリッチ(クロアチア/同73位)らを指導してきたコーチである。彼は今年の全豪オープン時に体調不良になると肝臓、脾臓、小腸にガンがあることが発覚。以来、治療を続けていて、肝臓、脾臓からはガン組織が消失となったものの、まだガンとの闘いは続いているという。

今回のオークションは、そのシュナイダー氏を経済的にサポートするために企画されているもので、メドベデフのほか、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ/同27位)、シモーナ・ハレプ(ルーマニア/同20位)、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同7位)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア/同5位)、マリン・チリッチ(クロアチア/同30位)、チョリッチ、マテ・パビッチ(クロアチア/同ダブルス1位)、ニコラ・メクティッチ(クロアチア/同ダブルス2位)らもサイン入りラケットを出品中。オークションは、特設サイトで受け付けている。

セルバラコーチは、9月にもシュナイダー氏をサポートすべく寄付を募っていて、その際には約300万円の寄付が集まっている。

■オークションサイト
https://uk.givergy.com/kikicozicare/?controller=home
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