6月2日、「全仏オープン」女子シングルス準決勝、第1シードのイガ・シフォンテク(ポーランド/世界ランク1位)が、第20シードのダリア・カサトキナ(同20位)と対戦。6-2、6-1でストレート勝利。
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4回戦で中国期待の19歳、ジェン・チンウェン(同74位)に今大会初のセットダウンを喫するも逆転勝利を収めたシフォンテクは、準々決勝で第11シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ/同11位)に対して不安定な時間もあったが、ストレート勝利。試合直後のオンコート・インタビューで「また決勝に進出できるようにしたい」と語るなどやる気に燃えている。果たして2年ぶりの決勝進出は叶うか注目が集まった。
試合はシフォンテクのサーブからスタート。1ポイント目にダブルフォールトが出るが、コースにきっちりストロークを打っていき、まずはキープする。一方、カサトキナは第2ゲームでミスが出て、いきなりピンチを迎える。3本凌いだものの、4本目でフォアハンドがネットとなって、いきなりブレークされてしまう。しかし、4回戦、準々決勝とサービスゲームで不安も見せていたシフォンテク。続くゲームで、すぐにブレークバックされてしまう。
速いテンポでどんどんオープンコートに打っていくシフォンテクと、トップスピンでつないでカウンターを狙うカサトキナ。見どころあるラリーが多くなる。
第2セットに入っても、シフォンテクはテンポのいいテニスで攻め続ける。あとがなくなったカサトキナは、なんとかキープを続けてシフォンテクの調子が落ちるタイミングを待つ。しかし、第4ゲーム、0-40とピンチを迎える。1本凌いだカサトキナだったが、続くポイントでフォアハンドがオーバー。このセットも先にブレークを許す。
軌道、コース、スライスなどで揺さぶりをかけていくカサトキナだが、シフォンテクには通じない。
試合後「私にとって今シーズン最大のビッグマッチ、やるべきことに集中しましたし、勝ててよかったです。今自分ができることをすべて注ぎ込んで勝つことができました」と語ったシフォンテク、6大会連続優勝、35連勝がかかる決勝は、準決勝でルチナ・トレビザン(イタリア/同59位)を6-3、6-1で下した第18シードのココ・ガウフ(アメリカ/同23位)と対戦する(過去2勝0敗)。
■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)~6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート
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