トップ画像は、JR西日本山陰本線特牛駅。右の軽自動車は筆者のレンタカーではありません。
駅前は広場になっています。
特牛駅というと難読駅名でしょっちゅう取り上げられている印象があります。実際に来てみると、国道435号線から少し上がった静かな場所にあります。周囲に人家は多くありません。国勢調査2010年データでは、駅を中心にする半径500mの円内に、14世帯32人が暮らしています。
建物財産標は見つかりませんでした。たぶん駅が開業した昭和3年(1928年)に作られた駅舎です。改札口の向こうにホームに上がる階段が見えます。
駅舎内部。
窓口は辛うじて残っています。パネルに2005年(平成17年)公開の映画『四日間の奇跡』のロケ現場となった時の写真が貼られていました。
待合室。左上に角島に渡る角島大橋の絵が貼られています。右はその角島大橋や角島の灯台の写真。
木製の改札口。良いですねぇ。
駅舎の外から。
ホームに上る階段のうえから改札口と駅舎。
かつては島式ホームで交換可能駅だった時代の線路の敷地を渡ってホームに上がります。
ホームから長門市駅・京都駅方面。待合室があります。ホームはカーブに沿っています。
少し進んで駅名標を入れ込んで下関駅方面。
望遠レンズで撮ると島式ホームに分岐するポイントが残っているのが見えました。
駅名標。
特牛駅は1928年(昭和3年)日本国有鉄道小串線の駅として開業。1933年(昭和8年)山陰本線に編入されました。1961年(昭和36年)貨物取扱廃止。
下に降りて駅舎の北側から。ホームに上がる階段が見えます。こちら側の妻壁は新しい建材で補修されていません。個人的にはこちらの方が好ましく感じます。
有名な特牛駅でした。隣の阿川駅にも2019年(令和元年)に解体されるまで古い木造駅舎があったのですが・・・。
(写真・文章/住田至朗)
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