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※2025年11月撮影

トップ画像は、前回の天形星神社の東、300メートルほど、長崎1-165辺りの路傍。石塔が列んでいます。

数えると8基ありました。

つくばエクスプレス【駅ぶら】069 流山おおたかの森駅 その11 路傍の庚申塔
※2025年11月撮影

しかし、傷みが激しく文字や彫像が全く分からないものもあります。

つくばエクスプレス【駅ぶら】069 流山おおたかの森駅 その11 路傍の庚申塔
※2025年11月撮影

庚申塔はこの3基。

つくばエクスプレス【駅ぶら】069 流山おおたかの森駅 その11 路傍の庚申塔
※2025年11月撮影

左から見てゆきます。

庚申塔の文字が刻まれた三角の自然石。高さは110cm。背面に万延元年とありますから、1860年。高校生の時に読んだ大江健三郎氏の『万延元年のフットボール』を思い出しました。桜田門外の変で井伊直弼が殺された事件で改元された元号でした。三猿はありません。

真ん中、紀年銘が無いので造立年など不明。奉造立庚申供養 金乗院 と文字が刻まれ、下に三猿。

高さは135cmあります。最下部の別の石にも三猿が彫られています。

右端は、上部に日・月があって庚申塔の文字。この庚申塔にも三猿がありません。右面に弘化四年とあるので1847年のものです。

Google mapをご覧ください。

右下の黄色い〇が上の石塔の場所。左上の黄色い〇が次の庚申塔です。歩くとたぶん1時間かかります。でもクルマなので15分ほどでした。

つくばエクスプレス【駅ぶら】069 流山おおたかの森駅 その11 路傍の庚申塔
※©Google map

西栄寺というお寺の門前に庚申塔がありました。

つくばエクスプレス【駅ぶら】069 流山おおたかの森駅 その11 路傍の庚申塔
※2025年11月撮影

この2基が庚申塔です。

つくばエクスプレス【駅ぶら】069 流山おおたかの森駅 その11 路傍の庚申塔
※2025年11月撮影

青面金剛像が彫られていますが剥落があってかなり見難い状態でした。

つくばエクスプレス【駅ぶら】069 流山おおたかの森駅 その11 路傍の庚申塔
※2025年11月撮影

右面に寛政四年と彫られていたので1792年です。左面には 花輪村講中とありました。

右側は、庚申塔の文字が彫ってあります。下部には三猿。左面に慶応元乙丑年とあるので1865年。慶応四年9月(新暦の10月)に元号は明治になります。正に幕末。

つくばエクスプレス【駅ぶら】069 流山おおたかの森駅 その11 路傍の庚申塔
※2025年11月撮影

脇には、馬頭観音、中央の高いのは、十九夜供養塔でした。

つくばエクスプレス【駅ぶら】069 流山おおたかの森駅 その11 路傍の庚申塔
※2025年11月撮影

北西に400メートル程の路傍、石段の先に庚申塔が列んでいました。住所は、流山市谷40-2。

つくばエクスプレス【駅ぶら】069 流山おおたかの森駅 その11 路傍の庚申塔
※2025年11月撮影

この3基は、実に見応えがあります。

つくばエクスプレス【駅ぶら】069 流山おおたかの森駅 その11 路傍の庚申塔
※2025年11月撮影

左端は、上部に日・月と種子ウーン、不思議な書体で青面金剛と刻まれています。右面に文化三丙寅霜月吉日、1806年です。高さは135cm。

中央の青面金剛像は、古く享保二年(1717年)です。でもとても良い状態でじっくり見る価値があります。

右端は更に古く元禄十年の紀年銘なので1697年です。残念なことに青面金剛像のお顔は剥落しています。しかし、他の部分は、300年以上の風雨に耐え綺麗に残っていました。

マップを見て探しながら来ましたが、見落としてしまった様です。来た道をゆっくり戻ったら草の中にひっそりと青面金剛像が立っていました。住所は流山市上貝塚3-1。

つくばエクスプレス【駅ぶら】069 流山おおたかの森駅 その11 路傍の庚申塔
※2025年11月撮影

安永七年(1778年)の庚申塔ですが、極めて綺麗な状態でした。

つくばエクスプレス【駅ぶら】069 流山おおたかの森駅 その11 路傍の庚申塔
※2025年11月撮影

高さは135cm。草陰なので注意して探さないとなかなか見つけられないかもしれません。

この塔も見事なので、時間を忘れて見入ってしまいました。

この庚申塔から南に100メートルほどの路傍に2基の石塔がありました。

つくばエクスプレス【駅ぶら】069 流山おおたかの森駅 その11 路傍の庚申塔
※2025年11月撮影

剥落が激しくて文字が判別できませんでした。庚申塔ではない様です。

つくばエクスプレス【駅ぶら】069 流山おおたかの森駅 その11 路傍の庚申塔
※2025年11月撮影

次回は、今回の流山市内庚申塔探訪で行った神社の中で、最も四文字熟語「神韻縹渺」という不思議な気を感じた下花輪の神明宮です。

(写真・文/住田至朗)

※参照資料
首都圏新都市鉄道株式会社 会社要覧2024
るるぶ情報板関東31 つくばエクスプレス JTBパブリシング 2025年5月1日
つくばエクスプレス沿線アルバム 生田誠 山田亮 アルファベータブックス 2023年8月5日
つくばスタイル No.12 枻出版 2011年4月10日
つくばエクスプレス 最強のまちづくり 塚本一也 創英社 2014年10月23日 他
流山市の庚申塔については 流山市立博物館調査研究報告書『流山庚申塔探訪』流山市教育委員会発行を参照しています

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