JR東日本は2026年5月13日・14日、全面開業から約1年を迎えた「TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)」で、ビジネス創造イベント「GATEWAY Tech TAKANAWA 2026」を開催しました。
最大の注目は、2027年春から品川・大井町など広域品川圏の5駅で開始予定の「タッチレス(ウォークスルー)改札」実証実験。
「GATEWAY Tech TAKANAWA」とは?
「GATEWAY Tech TAKANAWA」はTAKANAWA GATEWAY CITYを舞台に地球益を目指す共創の祭典です。JR東日本マーケティング本部 Suica・決済システム部門の今井健太氏は開催の狙いについて「地球益の実現を目指し『100年先の心豊かなくらしのための実験場』として2025年3月27日のまちびらきから約1年、約50件の実証実験を実施してきました。1年に1回こうした機会を設けることで、たくさんの人に取り組みを知ってもらい、実証実験をさらにステップアップさせたい。また、新しい人々に仲間入りしてもらう機会とし、よりよいサービスづくりを進めたい」と思いを語りました。
【参考】高輪ゲートウェイシティがグランドオープン! 最大級の食エリア「MIMURE」や隈研吾設計の文化拠点「MoN」など見どころを徹底解説(※2026年4月掲載) https://tetsudo-ch.com/13025808.html
Gateway Studioではウォークスルー改札を体験
高輪ゲートウェイ駅北改札外のGateway Studioでは、Suicaをタッチせずに改札を通れるウォークスルー改札の体験会を実施しました。
この改札は、非常に精度の高い位置特定技術(UWB・Ultra-Wide band)を活用しており、スマートフォンを改札機にかざすことなく自動検知で通過できます。
べビーカーで両手が塞がっていても、大きなスーツケースを持つ旅行者も、車いす利用者も、動作を止めずスムーズに移動が可能です。
通信が成功すると、既存の改札機と同様にドアが開き、鳴動でお知らせする仕組みです。
JR東日本マーケティング本部 まちづくり部門の松尾俊彦氏によると「ウォークスルー改札」実現に向けた取り組みは、従来のSuicaカードによる「タッチ&ゴー」に代わるサービスというよりも、従来のサービスにウォークスルーの機能をアドオンする想定で進めていると言います。「ラッシュ時の都市部でもスムーズに利用できるよう、Suica利用時同様の処理速度を重視して検討した場合、現時点ではUWBが第一候補ですが、他の可能性も含めて検討を進めていきたい」とコメントしています。
このウォークスルー改札は27年春から、広域品川圏の5駅(浜松町駅・田町駅・高輪ゲートウェイ駅・品川駅・大井町駅)を対象として実証実験を行う予定です。松尾氏によると「実験方法は現在検討中ですが、モニターが所有する市販の端末、もしくはモニター用の対応端末を貸与する形で対応する予定」とのこと。
ソニーによるタッチレス決済端末の利用も体験!
Gateway Studioでは、Suicaなどの技術連携を行っているソニーによる、UWBを利用したタッチレス決済端末の体験も実施していました。改札だけでなく、駅ナカの店舗などでスムーズな決済を想定した技術連携が進んでいる様子がうかがえます。
実証実験・体験エリアを見学
「GATEWAY Tech TAKANAWA 2026」ではウォークスルー改札以外にも、さまざまな実証実験を体験することができました。Gateway Parkでは、駅前に広がる大規模な屋外空間を活用し、公道や既存の施設では難しいモビリティの走行や試乗などの実証実験を見学。その一部を紹介します。
人気は「Robobus」の試乗体験!
「ピクセルインテリジェンス」の6人乗り自動運転車両「Robobus(ロボバス)」は、ハンドルやブレーキペダルはなく、専用のコントローラーで運転する仕組み。会場では試乗体験ができました。
車両の上部にはGNSS(人工衛星からの信号により位置を割り出す技術)を搭載。車両の四方のLiDAR(ライダー)で車両周辺の障害物を検知する他、8台のカメラにより車両周辺の様子を常時把握。車両前方にはセンサーが設置されており、障害物との距離を計測することで、自動運転を可能にしています。
気軽に持ち運べるバイクの試乗も
「ICOMA」の折り畳み電動バイク「tatamo!」の試乗体験も実施していました。
3Dプリンターでラーメンができる!?
山形大学工学部の古川英光教授らによるブースでは、大阪・関西万博の特別パビリオンで展示・提供していた「未来型ラーメン」を見ることができました。何と、使用している生麺(ダブル縮れ麺)は3Dフードプリンターで製作しています。
古川教授の研究チームでは、将来の食糧危機対策として、さまざまな食品を冷凍粉砕してゲルやパウダーに変化。栄養やおいしさをそのままに長期保存する技術を開発しています。会場には山形らしく、ゆずや鞘ごと粉砕した枝豆、さくらんぼ、米粉、ワインの搾りかすといったゲル粉末が並んでいました。これらを3Dプリンターで食品や料理に再現する研究で、開発中の「未来食」は不定期開催のイベントで実際に食べることができます。
「高輪FARM」で土を育て、作物を育てる取り組みも
Gateway Parkではモビリティに加え、環境問題の解決に取り組む企業群による展示エリア「高輪FARM」が広がっていました。ここでは、環境・食料・健康の三重課題へ取り組むため、何十種類もの植物を植えて拡張生態系を構築する取り組みや、自然由来の土壌保水材「SuperSponge」入りの土壌で栽培したキャベツ、植物内生菌「DSE菌」を用いたミニトマトの比較展示など、多彩なアグリテック(農業テクノロジー)が紹介されていました。これらの作物は会期終了後も「LiSH」で引き続き展示されます。
ロボット診断で次世代の緑地を維持する取り組みの紹介もありました。植栽管理ロボットや農地の環境データをリアルタイムで可視化、分析します。
物語の中に入り込んだような没入感を体験
筆者が個人的に気になったのが、屋内・屋外ともに出展していた「GATARI」の体験。イヤホンを付けて空間を歩き回ることで位置や向きに連動し、音声が再生・変化します。
東京ドームシティのアトラクションや日本科学未来館の展示、最近では大阪・関西万博の「没入体験型展示」や東京駅・丸の内ストリートギャラリーの「音のアート鑑賞」、宮ノ下・富士屋ホテルの有料音声ガイドツアーにも採用されているとあって、お出かけ好き、旅好きとしては見逃せません!
デモンストレーションを体験してみましたが、椅子に座る登場人物に話しかけられたり、その人物に頼まれて海に潜って(腰を屈めて)真珠を探したり、操作ボタンを押さなくても自分の動きに連動してストーリーが進む体験を楽しめました。
最先端のAI×ロボティクスの「Galbot」
TAKANAWA GATEWAY Convention Center地下2階のホワイエでは、AIロボティクス分野の最先端技術として、あらゆる産業で汎用できるヒューマノイドロボットを開発する企業「Galbot」に注目。最先端のAIとロボティクスを融合させた、人型ロボットを展示していました。
タブレットで商品を注文すると「GALBOT G1」ロボットが棚から商品を届けてくれます。接客相手の服装を褒めるなど雑談する機能も搭載されていて、未来の接客が変わる可能性を感じました。
二足歩行ロボットによるダイナミックなダンスパフォーマンスも参加者の注目を集めていました。
今回のイベントで目にしたのは、単なる「技術の展示」ではなく、私たちの日常をより自由に、そして軽やかにするための具体的なステップでした。タッチレス改札の実証実験をはじめ、高輪ゲートウェイシティから始まる革新は、すぐそこまで来ています。あなたも高輪ゲートウェイシティで、地球益を目指す取り組みに触れてみてはいかがでしょうか。
文・写真:斎藤若菜
鉄道チャンネル編集部
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