サラゴサの香川真司 photo/Getty Images
1部との戦いで見せるクオリティ
昨夏スペイン2部のレアル・サラゴサに移籍した日本代表MF香川真司は、やや消化不良な前半戦を過ごした。加入当初の期待は凄まじいものがあったが、2019年はリーグ戦2得点1アシストに留まった。
しかし、今月21日に行われたスペイン国王杯・3回戦のマジョルカ戦ではハイレベルなパフォーマンスを披露。バーを直撃するフリーキックもあり、後半にはアシストまで記録している。
スペイン『EL MUNDO』も香川を日本の「象徴」と伝え、今も高い人気を誇っていると紹介。指揮官ビクトル・フェルナンデスも加入以来最高のゲームだったと香川を称賛していたが、同メディアも1部相手に好パフォーマンスを見せた部分を評価している。
マジョルカ戦に続き、29日に国王杯・ベスト16で対戦するレアル・マドリードは1部のクラブが相手だ。香川を含むサラゴサの実力が1部相手にも通用するかをテストする場としては絶好の機会となり、香川にとっても大きなチャンスだ。
指揮官のフェルナンデスは来月2日のカディス戦の方に集中する考えのようだが、最高バージョンになった香川がレアル相手に通用するのかも楽しみだ。悪くない後半戦のスタートとなったが、香川は2020年に評価を取り戻すことができるのか。
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