途中出場で存在感を残す photo/Getty Images
途中交代で投入されたシュヴィルツォク
ルヴァンカップ決勝で名古屋グランパスはセレッソ大阪と対戦。2-0と勝利し、タイトルを獲得した。
名古屋が1点をリードした73分、柿谷曜一朗に代えてシュヴィルツォクが入る。同点を狙うC大阪に劣勢だった名古屋が、勝負を決める追加点を奪うべくポーランドのストライカーを投入した。
するとマッシモ・フィッカデンティ監督の思惑通りの展開に。投入からわずか6分後、カウンターからボールを持って仕掛けるシュヴィルツォクは、ゴールへと直行するとC大阪の守備をものともせずにシュートを放った。
シュヴィルツォクのシュートは得点にはならなかったものの、そのこぼれ球を押し込んだ稲垣祥が、勝負を決める2点目を奪って差を2点と広げる。その後の名古屋は、自慢の守備が最後まで崩れずにリードを保ち、ルヴァンカップ初優勝を飾っている。
1点差では何が起こるか分からない展開の中で、シュヴィルツォクが自身の役割をこなして仕事を果たしたことは名古屋の優勝に大きく関係しているだろう。1点差と2点差では守備も精神的な余裕が変わってくるはずだ。チームのタイトル獲得に攻撃のギアを上げる切り札となった助っ人が重要な役割を果たした。