サラゴサでプレイしていた当時の香川 photo/Getty Images
W杯ロシア大会以降は話題乏しく
欧州に残るのか、アメリカか、それとも古巣セレッソ大阪復帰か。ここ最近はMF香川真司の去就を巡る話題が増えている。
再びJリーグで香川の姿を見られれば嬉しい限りだが、同時に寂しさもある。ここ3年ほどのキャリアを振り返ると、2018年のワールドカップ・ロシア大会が最後の輝きとなってしまっているからだ。
日本代表をベスト16に導いた時の香川は見事だったが、その後のシーズンではドルトムントで出番が減少。トルコのベシクタシュに向かうことになり、ここから一気に苦しいキャリアとなってしまった。
香川はベシクタシュを経由してスペイン2部のレアル・サラゴサ、ギリシャのPAOKに移籍してきたが、欧州1部リーグでの最後の得点はベシクタシュ時代の2019年5月まで遡る。
当時のトラフゾンスポル戦でのゴールが欧州1部リーグでの最後の得点となっており、32歳という年齢を考えると寂しい状況だ。
日本代表での最後の出場は2019年3月のボリビア戦で、最後の得点はワールドカップ・ロシア大会のコロンビア戦で決めたPKが最後だ。
代表キャップ数は98試合まできているが、今のままでは100に届かせるのは難しいかもしれない。カタール大会は来年に迫っているが、現状は代表に招集される気配もない。
ロシア大会での輝きが見事だっただけに、あのコロンビア戦での一撃が最後のゴールになるのは寂しい。Jリーグの舞台に復帰してアピールするのも手だが、香川のキャリアはどうなっていくのか。