2019年以降は代表で出番がない香川 photo/Getty Images
まだW杯本番まで時間はある
すでにワールドカップ出場を決めた各国は本番へ向けてメンバー争いが白熱しているが、それは日本代表も同じだ。最終ラインから前線まで海外で活躍する若手は増えており、これまでの日本代表より選択肢は明らかに多い。
まずは所属クラブでのアピールが第一となるが、今年1月にベルギーのシント・トロイデンに加わったMF香川真司の今後はどうなるだろうか。
前回のロシア大会で香川は攻撃の中心的役割を担っていたが、その後はクラブで苦戦。ドルトムントを離れてからトルコのベシクタシュ、スペイン2部のレアル・サラゴサ、ギリシャのPAOKと渡り歩き、そして現在は日本人選手が多数所属するシント・トロイデンだ。
最後にゴールを奪ったのは2020年の7月、サラゴサ時代に決めたオビエド戦での一発まで遡る。約2年近くクラブでゴールがないことになり、日本代表では2019年3月以降は出場がない。
しかし、ベルギー『Walfoot』はシント・トロイデンにて徐々に復活の兆しがあると見ており、再びのサムライブルー入りへ向けてワールドカップ本番までの約8カ月ほどの戦いに注目している。
33歳とベテランにはなったが、諦めるには早すぎる。今の代表ではトップ下を置かないシステムで戦うことも多いが、香川の攻撃性や創造性をインサイドハーフで使用することも不可能ではない。
すべてはクラブでのアピール次第で、代表はすべての選手に扉が開かれている。ロシア大会を知る戦士の1人として香川の再アピールに期待がかかる。