今季はなかなかピッチに立てていないクレヴァリー photo/Getty Images
12-13シーズンのプレミアリーグ優勝にも貢献した
マンチェスター・ユナイテッド時代にはMF香川真司ともプレイしたため、MFトム・クレヴァリーの名前を覚えている日本人ファンも多いことだろう。現在チャンピオンシップのワトフォードでプレイしている彼は、いずれ古巣マンUへ帰還することを望んでいるようだ。
ブラッドフォード・シティやマンUの下部組織出身の選手であり、2015年までマンUに在籍していたクレヴァリー。最終年の2014-15シーズンはアストン・ヴィラへローン移籍していたが、シーズン終了後にエヴァートンへと完全移籍。その後、2017年にはワトフォードに活躍の場を移した。今季はチームのキャプテンにも就任したが、アキレス腱や太ももの負傷に苦しんでいるため4試合の出場に留まっている。
そんなクレヴァリーは先日、マンUの公式コンテンツである『UTD Podcast』に出演し、2015年時にきっちりとクラブに別れを告げることができなかったと明かしている。そして、いつかは指導者としてマンUに戻ってきたいという願望も述べた。
「(しっかり退団できなかった)理由は、(ローン移籍先の)ヴィラでシーズン最後の試合であるFAカップ決勝に進出したからだ。そして、イングランド代表の一員として遠征し、結婚したことも覚えている。キャリントン(練習場)に戻って別れを惜しむことができなかったんだ」
「だからおとぎ話のような結末でも、夢のような旅でもなかった。だけどさっきも言ったように、将来的には何らかの形でこのクラブに戻ってきたいと思っている。僕の(マンUでの)旅はそこで終わったわけではないと思っているよ」
「選手と同じように自らの力を証明しなければならないことは理解している。さっきも言ったように、僕はクラブのキャプテンとしてチーム(ワトフォード)の若い選手たちを助けることに情熱を注いでいるし、引退してコーチになったとしてもそれは変わらない」
「だからU-18かU-23か、いずれにせよ最初は別のところでスタートするかもしれないけど、ブラッドフォードとマンUの2つは僕の心のクラブだから、その両方を代表する存在になりたいね」
ワトフォードではリーダーとしての資質も開花させている様子の33歳クレヴァリー。