好調のパルマーはカギを握る1人だ photo/Getty Images
ユナイテッドも不安定だ
プレミアリーグ第29節延期分で、アーセナルに0-5と大敗してしまったチェルシー。マウリシオ・ポチェッティーノ監督の進退も危ぶまれているようだが、今季の残りの試合で、チェルシーはどこまで盛り返すことができるだろうか。
現在勝点「47」で9位のチェルシーだが、6位フィニッシュであればまだ現実的な可能性が残されている。現在6位のマンチェスター・ユナイテッドは勝点「53」、7位ニューカッスルは「50」だが、チェルシーは消化試合が1つ少ない。
ユナイテッドはここ5戦で1勝しか挙げることができていない。不安定な戦いぶりに終始しているのはチェルシーと同じで、こちらもエリック・テン・ハーグ監督の進退が危うくなっており、最終ラインにケガ人が多いことも不安要素となっている。
スケジュールを見てみると、ユナイテッドは現在暫定首位のアーセナル戦を残しており、ここで勝点を落とす可能性は高い。また、最終順位を争うニューカッスルとも戦わなければならず、両チームがここで潰し合う可能性もある。
ただしチェルシーの道のりはもっと厳しい。次節は4位アストン・ヴィラ、そして、その次はトッテナムが相手だ。ここが正念場で、もしこの2戦に勝つことができればユナイテッド、ニューカッスルにかなりのプレッシャーを与えることができる。
厳しい条件には違いないが、英『football.london』によればDFレヴィ・コルウィルが復帰する可能性が高い。
FA杯準決勝のマンチェスター・シティ戦では互角と言ってよい戦いを演じることができており、チェルシーのポテンシャル自体は高いことを考えると、残りの試合でユナイテッドをまくって6位で終えることも不可能ではない。苦戦のシーズンを来季につなげるためにも、少しでも上の順位で終わっておきたいところだ。