PSG戦勝利に大きく貢献 photo/Getty Images
12回ものドリブル成功
CL準決勝1stレグでパリ・サンジェルマン(PSG)をホームに迎えたドルトムント。
このカードはグループステージでも対戦しており、ドルトムントは1分1敗で勝てていない。
キリアン・ムバッペのシュートがポストに直撃するなど、ドルトムントにとってはラッキーな部分もあったが、チーム一丸となり、ハードワークをした結果、手にした勝利だったと言える。先勝を果たしたドルトムントの中でこの試合、圧巻のパフォーマンスを見せたのがジェイドン・サンチョだ。
この日右サイドでスタメンフル出場を果たしたサンチョは12回ものドリブル成功を記録。データサイト『Opta』によると、CL準決勝におけるドリブル成功数では、2007-08シーズンのリオネル・メッシの16回に次ぐ記録となったようだ。
元スコットランド代表のアーリー・マッコイスト氏は『TNT Sports』にて、この日のサンチョのプレイを絶賛している。
「サンチョはまったく別の選手のようだ。彼の身のこなしは、マンUが買った選手のようだ。ボディーランゲージから多くのことがわかる。確かに彼は生き返っているように見える。彼は自信を取り戻したんだ。
サンチョはマンチェスター・ユナイテッドの指揮官エリック・テン・ハーグと衝突し、今冬にドルトムントへレンタル移籍を果たしている。一時は同選手の今後のキャリアも心配されたが、新天地のドルトムントではかつての輝きを取り戻しつつある。今シーズン終了後のサンチョの去就はまだ不透明ではあるが、再び自身の真価を示しているサンチョはドルトムントをCL決勝の舞台へと導くことができるだろうか。