ウクライナ政府の公式サイト「ユナイテッド24」は2026年4月14日、ロシア黒海艦隊の元旗艦である1164.1型(スラヴァ級)ミサイル巡洋艦「モスクワ」を撃沈した自軍のR-360「ネプチューン」ミサイルの功績を称えました。
4年前の4月14日は、ウクライナ軍がウクライナとルーマニアの国境付近沖、ズミイヌイ島(スネーク島)周辺に展開していた「モスクワ」を撃沈した日です。
同艦は、ウクライナ軍が発射したネプチューン対艦巡航ミサイルの直撃を受けて爆発炎上しました。重大な損傷を負い、目的地の港へ曳航される途中で沈没したとされています。公式Xでは「ウクライナのネプチューン・ミサイルが歴史に名を刻みました。ロシアの『モスクワ』の沈没は、現代戦においてミサイル巡洋艦が破壊された初の事例です」とのコメントとともに、ミサイルの直撃で炎上する「モスクワ」やネプチューンの発射映像を収めた動画が公開されました。
これまでロシア側は「モスクワ」の沈没を火災による事故として説明していましたが、2026年1月下旬、ロシア第二西部管区軍事裁判所の判決に関するプレスリリースにおいて、ウクライナ海軍のアンドリー・シュビン大佐が「2022年4月14日にズミイヌイ島付近で巡洋艦『モスクワ』を沈没させたミサイル攻撃を命じた」として有罪と認定されたことが明らかになりました。この記述により、「モスクワ」が戦闘によって喪失したことをロシア側が公的に認めたと、ウクライナや欧州の複数メディアが報じています。なお、このプレスリリースは現在削除されています。
ネプチューン・ミサイルは「モスクワ」撃沈以降、国際的に注目を集めており、インドネシアをはじめ複数の国が導入に向けて接触したと報じられています。また、2025年8月には射程を延伸した改良型「ロング・ネプチューン」も公開されました。
なお「モスクワ」は当時、ロシア黒海艦隊の旗艦であり、旗艦の撃沈は日露戦争における戦艦「クニャージ・スヴォーロフ」以来、約120年ぶりの事例となりました。

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