対艦ミサイル「命中の瞬間」が映像で公開

 フィリピン海軍は2026年5月8日、退役して標的船となった哨戒艦「ケソン」が、陸上自衛隊の国産対艦ミサイル「88式地対艦誘導弾」によって撃沈される映像を公開しました。

【映像】すさまじい威力! これが標的船「撃沈の瞬間」です

 この射撃訓練は、米比主催多国間共同訓練「バリカタン26」の一環として実施されたものです。

フィリピンに88式地対艦誘導弾が持ち込まれたのは今回が初で、5月6日には小泉進次郎防衛大臣とギルベルト・テオドロ国防大臣が発射訓練を視察しました。

 フィリピン海軍によると、ルソン島の北西部に位置する北イロコス州のパオアイ砂丘の海岸から88式地対艦誘導弾2発が発射され、約75km離れた洋上の「ケソン」に命中したとのこと。

 公開された映像はミサイルが命中した「ケソン」が煙に包まれ、船体に穴が開き、転覆して沈没する様子を捉えています。

 標的艦として艦歴を終えた「ケソン」は元々、第二次世界大戦中にイギリス海軍向けとして起工されたアメリカのオーク級掃海艇です。

 当初はレンドリース計画のもと、イギリス海軍の「エクスプロイト」として就役する予定でしたが実現せず、アメリカ海軍の「ヴィジランス」として1944年に就役。対日戦に加わった後、1967年にフィリピン海軍に移管され、2021年3月に退役していました。

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