◆第48回新潟大賞典・G3(5月16日、新潟競馬場・芝2000メートル)

 ようやく戻ってくる。第48回新潟大賞典・G3(16日、新潟)でキタサンブラックの半弟、シュガークンが復帰する。

左前浅屈けん炎で24年の日本ダービー(7着)以来、約2年ぶりの実戦。常識的には厳しいが、周囲の期待は日増しに高まっている。

 根拠は攻め馬の動きだ。休養前は地味だった栗東・坂路で弾んでいる。先月19日にラスト2ハロン11秒8、11秒6と破格のラップを並べると、10日には手応えに余裕を残しながら49秒8―12秒0。何と50秒を切ってきた。「どうかなと思っていたけど、攻め馬ですごく動くようになっている。前向きさもあるし、体がしっかりしたのかな」と宮本助手は笑みを浮かべる。

 栗東で1か月半乗り込み、余裕のあった馬体も徐々に引き締まってきた。重賞タイトルをつかんだ青葉賞と同じ左回りで、武豊が引き続き手綱を執る。「さすがに使ってからかなと思っていたけど、攻め馬だけを見るとね。あとはレースにいってどうか」と同助手。

偉大な兄を引き継ぐ血には常識を打ち崩せる可能性が潜んでいる。(山本 武志)

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