高架が途切れた“すぐ先”で交通規制

国土交通省 広島国道事務所は2026年5月11日、国道2号「西広島バイパス」の都心部延伸事業にともない、延伸部における車線規制区間を拡大すると発表しました。渋滞が懸念されることから、国道2号以外の経路への交通分散、時差通勤やテレワーク、公共交通の利用などが呼びかけられています。

 西広島バイパスは、国道2号の広島都心部から廿日市市へと至る19.4kmのバイパス路線で、広島市街は地上道路と高架部からなります。このうち都心部の西区観音本町~中区平野町間の2.3kmはまだ高架が整備されておらず、天満川西岸で高架本線の橋げたが途切れ、“ブツ切り”状態となっています。

 この高架を広島都心部側へ延伸する工事が2025年10月から始まり、延伸区間の一部では地上の国道2号の車線が規制されています。今回さらに、既存の高架が途切れる天満川を渡る新観音橋付近についても、5月25日22時から規制が始まります。この部分は高架部の舟入出口から下りてきたクルマが新観音橋東詰で地上道路に合流するため、ふだんから慢性的に混雑する箇所でもあります。

 車線規制は終日で、昼は片側1車線ずつ、夜(22時~翌5時)は同2車線ずつ規制されます。工事規制はまず下り線側(西行き)から始まり、下り線側の歩道も通行止めとなります(上り線側歩道部は通行可)。

 なお、これに先立つ5月14日から7月10日にかけては、既存高架部の上り線 庚午出口から舟入出口にかけても夜間通行止めとなります(21~5時、土休日除く)。利用の際は庚午出口で降りて一般部で都心方面を目指してほしいということです。

 延伸部が完成すると、地上の6車線に、延伸の高架部2車線が加わり、合計8車線となる見込みです。3か所の出口、2か所の入口が新設され、慢性的な渋滞の緩和や、遮音壁を備えた高架部への交通転換で騒音などの環境改善が期待されています。

 都心部延伸事業をめぐっては、一部区間の規制が始まった昨年から国交省が交通分散、時差通勤やテレワークといったお願いを市民や企業などに呼びかけています。

工事の進捗とともに、今後も規制区間が拡大していくと見られます。

【一番混むところ…?】これが西広島バイパスの新たな「車線規制」区間です(地図/写真)

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