西武鉄道は2026年5月22日、「サステナ車両」として東急電鉄から譲受した7000系を武蔵丘車両基地(埼玉県飯能市)で報道公開しました。
西武鉄道は、他社から譲受した環境負荷の少ないVVVFインバータ制御車両を「サステナ車両」と称して走らせる計画を推進しています。
これに続き、東急の9000系・9020系を電車を譲受し、7000系として再デビューさせます。7000系は今後、6月27日から西所沢~西武球場前の約4.2kmを結ぶ狭山線で運行を開始する予定です。合計で約60両が東急電鉄から西武鉄道に譲渡され、将来的には多摩川線、多摩湖線、秩父線へも運行区間が拡大します。
現在、西武秩父線で活躍している4000系はボックスシートが主体のセミクロスシートですが、今後、同線はロングシートが主体となります。
東急9000系は1986年に登場。東急では初めて交流モーターを採用し、東横線の主力車両として活躍しましたが、その後大井町線に転属。大井町線では新型車両の増備が進んでおり、玉突きで9000系が西武へ移籍する形となります。改造工事は東急テクノシステムが担当し、改造にあたって5両編成か4両編成に短縮されています。
7000系の外装は赤い帯とオレンジ色のグラデーションだった東急時代から大きく変化し、西武鉄道のコーポレートカラーのブルーとグリーンをベースとした市松模様となったことが特徴です。VVVFやSIV(補助電源装置)も交換されました。
ワンマン運転を見据え、車両側面のカメラで検知対象エリア内にいる人物を検知した場合、乗務員に通知するシステムも搭載しています。
車内は床材と化粧板、天井が交換されましたが、座席モケット、ドア上の車内案内表示器はそのまま。車端部にあるボックス席も残されています。床材と化粧板は東急9020系と同じ仕様となっています。
東急9020系は現時点では西武鉄道に譲渡されておらず、まだ大井町線で活躍を続けていますが、2017年5月から2018年3月にかけて既に長津田車両工場で大規模なリニューアル工事を受けています。西武7000系は、一部内装を東急9020系に近づける形でリニューアルが行われました。
西武秩父線では長大トンネル区間が存在するため、天井の材料は不燃性のグレードを更に上げたものを採用したといいます。また、ドア横には半自動ドアスイッチと音声案内装置が新設されており、ドアチャイムは音声案内装置から流れる形となっています。

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