半世紀以上にわたり運用された空母に

 アメリカ海軍の原子力空母「ニミッツ」の就役期間が、アメリカ海軍の空母史上最長となりました。

世界初の“量産型”原子力空母 就役から半世紀超えで伝説の「エ...の画像はこちら >>

 2026年5月20日に、アメリカ軍系ニュースメディア「スターズ・アンド・ストライプス」が報じたところによると、5月10日、南米への航海中に、「ビッグE」こと原子力空母「エンタープライズ」が保持していた51年5日間の記録を更新したとのことです。

 本来、「ニミッツ」は3月7日、退役準備のため、母港であるワシントン州ブレマートンから、バージニア州ノーフォークへ移動する航海に出発しました。しかし、3月13日、アメリカ海軍はこの方針を変更すると発表しています。

 この退役延期には、現在各種試験を実施しているジェラルド・R・フォード級航空母艦2番艦「ジョン・F・ケネディ」の就役遅延が関係しているとみられます。

 アメリカ海軍は、世界各地へ即応的に空母を派遣できる体制を維持するため、少なくとも11隻の空母を保有することが義務付けられています。本来、「ニミッツ」は「ジョン・F・ケネディ」と入れ替わる形で退役する計画でした。しかし、「ジョン・F・ケネディ」の就役は大幅に遅れており、現時点では2027年3月頃になる見込みです。

 そのため、「ジョン・F・ケネディ」が就役するまでの約1年間、空母戦力が1隻不足する「10隻体制」となる期間を回避するため、「ニミッツ」の運用延長が実施されています。「ニミッツ」の退役時期は、少なくとも10か月以上延長される見通しであり、「エンタープライズ」の就役期間記録を1年近く上回ることは確実となっています。

【動画】まだバリバリ働けます! これが、カリブ海で新たな任務につく「ニミッツ」です

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