宝塚記念で高田秋が狙う人気が落ちる「オイシイ馬」とは？ 気になる４頭をピックアップ

『BSイレブン競馬中継』（BS11）の土曜レギュラーを務め、自身のYouTubeチャンネルでも予想企画を行なうなど、競馬好きとして知られるモデル・タレントの高田秋（しゅう）さん。６月25日のＧⅠ宝塚記念（阪神・芝2200m）に向けて「気になる馬」を挙げてもらった。

競馬番組などで活躍する高田秋さん

高田秋　早いもので、もう「上半期の締めくくり」となる宝塚記念ですね。今年の馬券成績を振り返ると、ずっとジェットコースター状態。当たったと思えば大外れ、落ち込んでいたらまた当たり......好不調の波が激しくて大変です（笑）。

　先週も、土曜（６月17日）に行なわれた阪神メインの米子Sで馬連４万4370円を的中して喜んでいたら、翌日曜のＧⅢユニコーンＳでは、本命馬が最下位に......。天国と地獄を味わいました。

　年明けからずっとこの調子なので、今週の宝塚記念はなんとか的中して、天国の状態で上半期を締めくくりたい！

　ということで、宝塚記念で気になる馬を挙げたいと思います。

●まだまだ捨てたもんじゃない

　まず目が行くのはディープボンド（牡６歳）です。前走のＧⅠ天皇賞・春では、久々に力を見せて２着。ずっと応援してきた馬ですし、このときも本命にしていたのでうれしかったです！

　今回も好走できるかというと、冷静に見たら厳しいかな......というのが正直なところ。前走はディープボンドの得意な3000mを超えるレースでしたが、宝塚記念は2200m。年齢も６歳ですし、衰えが出てきたことも否定できません。

　それでも、出てくるたびに名前を挙げていた馬ですし、ここまできたら最後まで応援したいなと。むしろここで予想から外して好走したら、本当に悔しいですから（笑）。

　ベテランの域には達しましたが、このレースで「まだまだ捨てたもんじゃないぞ」というところを見せてくれたらうれしいですね。

●大敗続きも巻き返しあり

　続いて、今回外せないのがイクイノックス（牡４歳）です。言うまでもなく能力は抜けていると思いますし、前走のＧⅠドバイシーマクラシックから３カ月ぶりになりますが、調整も順調にいっている様子。馬自身には何の不安も感じません。

　ただし、ひとつ気になるのは宝塚記念の"過去"。同じように断然人気を背負った馬が大敗していますよね。2015年には単勝のオッズが1.9倍のゴールドシップが15着に。

2017年には、キタサンブラックが1.4倍で９着に敗れました。

　コースの癖や夏場の調整の難しさも、こういう結果を生んでいるのだと思います。だとすると、今回のイクイノックスはほんの少しだけ不安かなと。馬は万全でもデータ面で少し警戒したいところ。その点も加味して馬券を買いたいと思います。

　少し人気の落ちるところで気になるのはヴェラアズール（牡６歳）ですね。ここ２走は、ＧⅠ有馬記念で10着、海外ＧⅠのドバイワールドカップで13着と大敗が続き、人気を落としています。ただ、その前にはＧⅠジャパンカップを勝っている実績馬ですよね。

　阪神の芝も２勝していますし、そのうちひとつはＧⅡ京都大賞典ですから、きっとこの馬場との相性はいいはず。巻き返す可能性もあるのではないでしょうか。

●人気が落ちるオイシイ馬

　最後にもう１頭、アスクビクターモア（牡４歳）も注目しています。この馬も昨年の秋にＧⅠ菊花賞を勝ったあと、ＧⅡ日経賞で９着、ＧⅠ天皇賞・春で11着とスランプ気味です。

　ただし、日経賞はスタートで出遅れてレースになりませんでしたし、天皇賞・春は展開的に厳しかったかなと。この２走は度外視できると思っています。そう考えると、人気が落ちる今回はオイシイとも言えそう。3000mの菊花賞を勝っていますが、今回くらいの距離のほうが向きそうな気がします。

　この４頭が、私の気になる馬たち。宝塚記念を当てて、ジェットコースターの頂上で上半期を締めくくりたいですね（笑）。そして、そのままの調子で夏競馬、さらには秋へと向かえたら最高です！

【profile】
高田 秋　たかだ・しゅう　
1991年９月23日、北海道生まれ。モデル・タレント。競馬のほか、大のお酒好きで唎酒師・日本酒品質鑑定士の資格を取得している。『BSイレブン競馬中継』（BS11）、『町中華で飲ろうぜ』（BS-TBS）、『高田秋のFEEL SHU NICE!』（ラジオ日本）などに出演。自身のYouTubeチャンネルでも、お酒や競馬などをテーマに情報発信中。