EverBrighteller、仙台の夜に新たな狼煙を上げた『Gigant Wave FINAL ~solo concert~』ライブレポート
EverBrighteller『Gigant Wave FINAL ~solo concert~』 Photo:髙野立伎

Text:國吉稚典 Photo:髙野立伎

2026年4月30日、仙台FLYING SONにて、EverBrightellerが『Gigant Wave FINAL ~solo concert~』と題したワンマン公演を開催した。バンド史上初となるワンマン公演の模様をレポートする。



EverBrightellerがマンスリー自主企画として開催してきた『Gigant Wave』は、2025年4月から12カ月連続で対バン形式にて行われてきたイベント。本公演はそのファイナル公演として開催され、13カ月目となるこの日、バンド史上初のワンマン公演に挑んだ。本公演のチケットは早々にSold Out。12カ月連続して来場したファン、『Gigant Wave』を通じて新たに出会ったファン、リョーガブライテラー(vo)の弾き語りをきっかけに初めてライブを見るファンなど、さまざまな人々が仙台FLYING SONに駆け付けた。フロアには、このワンマン公演から新たなグッズとして販売されたタオルを肩にかけ、EverBrightellerのライブを待つファンの姿。超満員のフロアの熱気は、ライブ開始前から最高潮に達していた。



予定開始時刻から5分遅れて暗転。SEにあわせてメンバーが登場し、EverBrightellerのライブが始まる。リョーガブライテラーが「EverBrighteller始めます!よろしく!13カ月目、準備できてますか?」と高らかに声を上げ、本公演のタイトルソングでもある「Gigant Wave」で幕を開けた。サビの「つまらない~」では、リョーガブライテラーの歌にあわせて観客が拳を突き上げながら歌い、共にこの曲を作り上げていく一体感が非常に印象的だ。それだけ、この日を待ち望んでいたファンがいたことを象徴するような1曲だった。



EverBrighteller、仙台の夜に新たな狼煙を上げた『Gigant Wave FINAL ~solo concert~』ライブレポート

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勢いそのままに、カリノヒナト(b)がベースを高々と突き上げ、2曲目「Heineken」へ。

ドカじりさん(g)とりょうま(sup/g)が奏でるギターのメロディー、あっきー(sup/ds)のビートにあわせて、フロアも拳を突き上げ、共に歌う。また2番では、ドカじりさんがギターをかき鳴らしながらクールに歌い上げる場面もあり、これもEverBrightellerのバンドサウンドの魅力だ。このまま「GOLD」へと突き進もうとしたところで、ライブハウスの神様からの試練とも言える機材トラブルが発生。ただ、12カ月間この企画と向き合い、成し遂げてきたEverBrightellerはそう簡単には崩れない。



リョーガブライテラーは「地元バンド、県外で出会ったバンドから沢山いろんなものをもらった。ちゃんともらったものは心で返せるように」「そしてひとりの人間であること」と、『Gigant Wave』という企画を振り返る。「お互いに硬さも取れたんじゃない?」と煽ると、客席も声を張り上げ、拳を突き上げて応える。フロアはさらにボルテージを上げ、改めて「GOLD」を披露した。



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緊張が解けたバンドは、そのままの熱量で「Blues Driver」、サビ前の「月へ飛んでいく 擦り減らして」をフロアと共に大合唱する「Moon Stone」を畳みかける。一息つき、改めてこのワンマンがSold Outしたことへの感謝を伝え、「スキップ」を披露した。リョーガブライテラーは「改めて何回も言わせてください、ありがとうございます」「ワンマンも『BIG LOVE SONG』のMVを撮影した時以来、入場無料・ドリンク代のみで」と過去を振り返り、「ちゃんとしたワンマンは初めてで、こんな俺かっこいいでしょ(笑)? という訳ではないが、改めてありがとうございます」と、この12カ月続けてきた『Gigant Wave』を支えてくれたファンへ感謝を伝えた。



「12カ月連続でやってきたけど、一回たりとも同じ景色はなかった」「全部が全部、その日にしかないハイライトでした」と言葉を告げ、最新シングル「High-light」へ。

哀愁漂うリョーガブライテラーの歌声にあわせ、白と赤の照明がメンバーを包み込む。曲の後半では、照明とともに曲のボルテージを最大限まで引き上げる、スケール感の大きな1曲だ。続けて披露されたのは、ライブの定番曲であり、イントロのメロディをフロアが共に歌う2022年のシングル曲「After Youth」。この若さで、これほどスケール感のある楽曲を惜しみなく披露できることこそ、EverBrightellerの音楽性の振れ幅を体感できる理由なのだろう。



EverBrighteller、仙台の夜に新たな狼煙を上げた『Gigant Wave FINAL ~solo concert~』ライブレポート

リョーガブライテラーは「言葉は下手くそだけど、言葉が足りないけど、その足りない言葉をこの曲たちに詰め込んできた。だからこそ全部、心まで届いてほしい」と思いを告げ、最新シングル曲「話し足りない」へ。曲の冒頭、「話し足りない」をメンバーとフロアが一緒に歌う。EverBrightellerのライブの醍醐味は、やはり観客と共に歌詞を歌い上げることだろう。そしてビートにあわせて、一緒に荒れ狂う。曲とフロアの一体感は凄まじい。



続けて、「今日のために新曲を持ってきた」と語り、初披露曲「忘れられないよ」を披露。カリノヒナトとあっきーによる激しいグルーブとビートに、リョーガブライテラーの歌声が重なり、フロアを一気に熱狂の渦へと変えていく。

りょうまのギターも鋭く鳴き、EverBrightellerのすべてが詰まった1曲だった。新たなライブアンセムになる予感しかしない。



「ライブも残り数曲、その輝きを全員でやれますか?」とシャウトし、「Pika.」を投下。フロアは大合唱と熱狂の渦へ。勢いそのままに、EverBrightellerの代表曲「BIG LOVE SONG」を繰り出す。サビ前の「僕らは歌うのさ」をフロアと共にライブハウス全体へ響かせ、フロアの熱気は最高潮へ達する。感情をむき出しにしたライブパフォーマンスと、フロアと共に作り上げるこの曲は鳥肌ものだった。



初めてのワンマンライブも、いよいよクライマックスへ。「何回も言わせてください、ありがとうございます。曲をやろう」と告げ、「Orange」へ。リョーガブライテラーが「歌ってくれ!」とシャウトし、「別れなんて歌いたくない」を大合唱する。



ここでEverBrightellerを応援してくれるファンへ向けて、リョーガブライテラーから1st album『GOLD』のリリース、そして全国7カ所を巡るツアーの開催、さらにツアーファイナルで再び仙台FLYING SONに戻ってくることが発表された。

そのまま本編ラストの「初雪」へ。サビの「今ある光が途切れないように その喜びよ降れ」をフロアと共に歌う。哀愁と感謝、そして希望を纏う壮大な1曲。このワンマンを締めくくるには、このロックアンセムしかないだろう。改めて、EverBrightellerのライブがライブハウスの中で大きな力を持っていることを証明した瞬間だった。



EverBrighteller、仙台の夜に新たな狼煙を上げた『Gigant Wave FINAL ~solo concert~』ライブレポート

EverBrighteller、仙台の夜に新たな狼煙を上げた『Gigant Wave FINAL ~solo concert~』ライブレポート

フロアはまだまだEverBrightellerの音楽を浴び足りない。アンコールに応え、メンバー全員が再びステージへ。改めて『Gigant Wave』に集まってくれたファンへ感謝と思いを伝え、リョーガブライテラーは『Gigant Wave 2』をやる(かもしれない)構想を明かし、アンコール「すなおに」を披露した。「ただ素直に生きることが難しい」という歌詞に象徴されるように、EverBrightellerの楽曲には現代に対する葛藤と強い思いが込められている。最後EverBrightellerとフロアが一体となり、「すなおに」のライブパフォーマンスを作り上げたと言っても過言ではない。



最後に、リョーガブライテラーが「we are EverBrighteller!!!!!」と締めくくった――と思いきや、本人たちはまだ足りないようだ(笑)。最後の最後の1曲として、「BIG LOVE SONG」を改めて披露。

リョーガブライテラーが「今日1番のバカになろう!」とフロアを煽り倒し、カリノヒナトとあっきーがバカみたいなスーパーアップテンポを叩き出す。それに食らいつくように、普段はクールなドカじりさんとりょうまのギターサウンドが炸裂。このカオスなサウンドに、フロアも大合唱で応える。終盤ではリョーガブライテラー自身もフロアへ降り立ち、ファンと共に歌い上げる。まさに「今日イチのバカ」になった瞬間だった。熱狂の渦の中、改めてリョーガブライテラーが「we are EverBrighteller!!!!!!!!!」と叫び、ライブを締めくくった。



EverBrighteller、仙台の夜に新たな狼煙を上げた『Gigant Wave FINAL ~solo concert~』ライブレポート

EverBrightellerが初ワンマンに挑戦した『Gigant Wave FINAL ~solo concert~』。このライブは、これからの仙台の音楽シーンに確かな爪痕を刻んだに違いない。全国7カ所を巡る『GOLD』リリースツアーのファイナル公演・仙台FLYING SONで、彼らがどのような成長を見せてくれるのか。EverBrightellerの飛躍と進化を見届けたい――そんな夜になった。



EverBrighteller、仙台の夜に新たな狼煙を上げた『Gigant Wave FINAL ~solo concert~』ライブレポート

<公演概要>
EverBrighteller/『Gigant Wave FINAL ~solo concert~』
2026年4月30日 仙台FLYING SON

【Setlist】

1. Gigant Wave
2. Heineken
3. GOLD
4. Blues Driver
5. Moon Stone
6. スキップ
7. High-light
8. After Youth
9. 話し足りない
10. 忘れられないよ
11. Pika.
12. BIG LOVE SONG
13. Orange
14. 初雪
En1. すなおに
En2. BIG LOVE SONG



<リリース情報>
1st full album
『GOLD』7月1日(水) リリース

【収録曲】
1. Pre-GOLD
2. 話し足りない
3. Pika.
4. YOLO
5. スキップ
6. illumination
7. ハイライト
8. こころばかり
9. 喜びよ降れ
10. 初雪
11. GOLD
12. 忘れられないよ

<ツアー告知>
7月18日(土) 石川・金沢vanvanV4
8月22日(土) 東京・shimokitazawa THREE
8月28日(金) 北海道・VyPass.
9月21日(月・祝) 京都・livehouse nano
9月23日(水・祝) 大阪・Music Bar HOKAGE
9月24日(木) 神奈川・F.A.D YOKOHAMA
10月11日(日) 宮城・仙台FLYING SON

【チケット情報】
▼オフィシャル2次先行:5月15日(金)18:00~5月24日(日)23:59
https://w.pia.jp/t/everbrighteller-gold/ (https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2616870&afid=P66)



オフィシャルサイト

https://everbrighteller.ryzm.jp/



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https://x.com/BrightellerEver

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