岡宮来夢&阿部顕嵐が振り返る文化祭の思い出「全校生徒がキャーキャーでした」
左から)阿部顕嵐、岡宮来夢 (撮影/映美)

この夏放送された『青春ミュージカルコメディ oddboys』。数多の試練を乗り越え、文化祭公演を目指す英林館高校ミュージカル部がついにテレビの中から飛び出す……!10月26日(土)・27日(日)に開催される『青春ミュージカルコメディ oddboys』英林館高校文化祭は、みんなが待ちに待った晴れ舞台。はたして『十五少年漂流記』は無事上演されるのか。キャストも、ファンも、夢の2日間に胸を躍らせている。そこで、W主演を務めた日比野憐役の岡宮来夢と、音羽翔舞役の阿部顕にインタビュー。撮影の日々から文化祭公演への意気込みまでたっぷりと語ってもらった。



来夢のことは信用できると思った

岡宮来夢&阿部顕嵐が振り返る文化祭の思い出「全校生徒がキャーキャーでした」

――2人は今回が初共演ですが、もうすっかり仲良しのようですね。



岡宮 僕、結構、人見知りするタイプなんですよね。顕嵐くんのことは共演は初めてだけど前から知っていて。スターっていうイメージだったから、こんなにフランクに話せるようになるとは思ってなかったです。



阿部 俺のほうこそ来夢はスターの印象がありましたよ。



岡宮 本当に?



阿部 雑誌とか、いろんなところで顔を見ていて、表情に嘘がなさそうだなという印象でした。



岡宮 (照れくさそうに)ありがとうございます。



阿部 その印象は実際に話してみても変わらないかな。表情に全部出てる(笑)。



岡宮 確かにね(笑)。



阿部 自分で言うのも変だけど、僕も裏表がないタイプで。だから来夢のことは信頼できると思ったし、何でもオープンに話せると思った。



岡宮 撮影が始まる前で歌練習で顕嵐くんがマヌカハニーを渡してくれたんですよね。すごいいい人だなと思って。そういう出来事が積み重なってたくさん話せるようになって、気づいたら仲良くなっていました。



阿部 実はね、僕も結構人見知りなの。



岡宮 そうなの?



阿部 意外と心の壁は普通にある(笑)。だから、普段はあえて人見知りじゃないふりをして話しかけるようにしていて。練習のときも来夢が30曲くらいあって。大変そうだなと思ったから、ちょうどいただいたマヌカハニーがあったので、これで少しでも喉のケアできたらいいなと。



岡宮 すっごくうれしかった! 別件で先日沖縄に行ったんですけど、顕嵐くんと同じグループの長妻怜央くんと一緒で。2人でいるときに、怜央が「俺、3~4人だと緊張しないんだけど、2人きりだと緊張するんだよね」という話をしていて。「でも緊張しない相手が2人だけいて、それが来夢と顕嵐なんだ」と言ってくれたんですよ。



阿部 確かに一緒にいても全然気を遣わないね。



岡宮 顕嵐くんとはまだ出会ってそんなに経ってるわけじゃないけど、気を遣わなきゃって感じに全然ならない。その理由が、怜央の話を聞いてちょっとわかった気がしました。



阿部 僕の中で、2人で車に乗っても気を遣わないかどうかが線引きになっていて。ながつ(長妻)とはお互い気を遣わないんですよ。来夢も同じ感覚。きっと2人で車に乗れると思う。



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――だからですかね。ドラマの中で一緒に歌うシーンがありましたが、息ぴったりでした。



岡宮 声の相性がいいよね。



阿部 練習中に思ったよね、ハモリとかも。



岡宮 すごいのが、本番前に顕嵐くんから「ここ、僕ハモっていいですか」って言ってきて、即興でハモってきたんですよ。



阿部 したっけ?



岡宮 しかもsus4(サス・フォー/メジャーコードの3度の音を半音上げ、4度にすること)みたいな。



阿部 思い出した! すごく絶妙な音だったよね。



岡宮 そこを顕嵐くんが「ハモった方が良さそう」って言って。実際オンエアで聴いたら、めっちゃ綺麗だったから、やっぱ相性いいんだなって。



――そうした提案を自分からされるんですね。



岡宮 僕はしないです。自信ないですし。



阿部 僕も自信ないですよ。むしろ自信がないから、うまく見せるにはどうすればいいかを考える。そのスキルが高いだけです。



岡宮 いやいや(笑)。



――劇中でも何度も突出したダンススキルを披露されていましたけど。



阿部 あれもカッコよく撮ってもらっているだけです(笑)。



岡宮 何を言ってるの。めちゃくちゃカッコいいわ。



阿部 いやいや、普通です。僕のダンスなんて、ダンスやったことあるぐらいだから。



岡宮 撮影の合間にも顕嵐くんからめっちゃ教えてもらいましたから。



阿部 そうだ。みんなで基礎練習みたいなやつやったね。楽しかった~!



顕嵐くんが楽屋に観葉植物を差し入れしてくれました(笑)

岡宮来夢&阿部顕嵐が振り返る文化祭の思い出「全校生徒がキャーキャーでした」

――『oddboys』の「odd」とは風変わりという意味です。出演者の中でいちばん風変わりなのは誰でしたか。



阿部 みんな変わっているからなあ……。



岡宮 本当に。みんな変わってると思う。



――ミュージカル部だけでなく、生徒会長役の梅津瑞樹さんや副理事長役の中川晃教さんも含めてで大丈夫です。



阿部 だったらあっきー(中川)さんだよね(笑)。



岡宮 あっきーさんはオッドだね(笑)。



阿部 何がすごいって、歌うときどんなに突然でも絶対に音を外さなかった。プロ意識が突出しているというか。プロすぎて、僕からしたら風変わりなレベルでした。すごく大きいカバンを持っていたから、何入っているんですかって聞いたんですよ。そしたら中身を見せてくれて。全部、喉のケアグッズだった。サプリとか漢方とか一式揃ってて、あれはすごかったです。



岡宮 (ミュージカル部OB役の加藤)和樹さんは和樹さんでNGを全然出さないのがすごかった。



阿部 NGは出さないし、ラーメンの話しかしないし(笑)。



岡宮 だって和樹さん、家で二郎系ラーメンをつくるんですよ。普通つくらないもんね。それはもうオッドじゃないですか。



阿部 オッドだよね。しかも和樹さんが紹介してくれた店に行ったんだけど、すごくおいしかった!



岡宮 やっぱり。通だもんね。



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――じゃあ一緒にやって感じたお互いの風変わりなところはどこですか。



岡宮 顕嵐くんは差し入れが風変わりですね。びっくりしたのが、初日にコーヒーメーカーを差し入れしてくれたんですよ。しかも、家から持ってきたとかじゃなくて、新しくコーヒーメーカーを買って、いい豆まで買ってきてくれて。それが本当においしくて。おかげでコーヒーが苦手だったスタッフさんがコーヒーを飲めるようになったっていう。サーティワンも2回差し入れしてくれたし。



阿部 1回は罰ゲームだけどね。なんかゲームして負けたんだよね(笑)。



岡宮 そうだった(笑)。あと、楽屋に観葉植物を差し入れしてくれました。2mぐらいの大きいものと、卓上に置ける小さいものを1個ずつ。おかげで楽屋の空気がすごく良くなった。



阿部 良くなったよね。



岡宮 撮影が終わって楽屋に戻ってきたら観葉植物があるから「え?」ってなった(笑)。



阿部 一応これは理由があって。単純に自分がほしかったっていうのが一つ。家のベッドルームに置いていたのが枯れちゃったから、新しいものがほしいなと。だったら、楽屋に持って行ったら面白いなと思って、撮影の待ち時間に買いに行ったら、みんな笑ってくれて。そういうふうにどうやったら楽しくなるか考えるのが好き、というのがもう一つの理由です。



岡宮 いやいや、ひと笑いのために出せる金額ではないと思う。



阿部 そこは最終的に持って帰ると思えばさ。実際、今も元気に育ってますから、僕の家で。



岡宮 あと、ステーキとかも差し入れしてくれて。



阿部 ケータリングね。僕のお気に入りのステーキ屋さんなんですけど。



岡宮 それが本当においしくって、今日ちょうどお昼にそのステーキ屋さんに行ってきたんですよ。で、顕嵐くんに「行ってきた~」ってLINEしたところです(笑)。



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阿部 僕から見て来夢の風変わりなところは、ずっと明るいところかな。気分にムラがないように見える。なかなか普通はできないから、そこは風変わりですよ。



岡宮 根本的に明るいっていうのはあるかもしれない。



阿部 あんまりネガティブな感じがしない。その分、ネガティブなときはすごくネガティブになるから可愛いんですよね。本気で落ち込むんですよ。



岡宮 なんかあったっけ?



阿部 あったじゃん、「俺、本当ダメだ」とか言って。



岡宮 あのときか! 中間審査のシーンで、台詞の量が多くて、楽曲の振り付けもあるのに、まだしっかり覚えられてない……という結構不安な状態で。現場にはあっきーさんも和樹さんといるから待たせるわけにはいかないしって思うと、もうサバイバルでした(笑)。



阿部 アレはヤバかったよね。



岡宮 確か3~4回ぐらい撮り直しをして。さらに次のシーンでもまた3回ぐらい撮り直して、みたいな。あのときは「もうダメかも……」ってめっちゃ落ち込みました(笑)。



阿部 大変そうだったけど、僕的にはそういう来夢の素直な一面も見られて良かったです。



岡宮 確か1日ちょっと早めに終わった日があって。僕と顕嵐くんと立花(裕大)さんの3人でサウナに行ったんですよ。あとの2人は行けたら行くみたいな感じで。まあ来なかったんですけど(笑)。



阿部 すぐ帰ったね(笑)。



岡宮 そう(笑)。サウナで1回脳をリフレッシュさせたら覚えられるからって言われて。僕もそうだねって言ってサウナに行ったんですけど、気持ち良すぎて覚える気にならなくて、結果、全然翌日入ってないっていう(笑)。



阿部 楽しんじゃったね(笑)。



岡宮 めっちゃ楽しかった!



阿部 だったら、それがいいんですよ。最終的に何とかなったし、楽しいのがいちばんです。



ドラマみたいにみんなでぶつかって熱くなりたい

岡宮来夢&阿部顕嵐が振り返る文化祭の思い出「全校生徒がキャーキャーでした」

――そんな『oddboys』がついに文化祭を迎えます。



岡宮 中高でも文化祭はありましたけど、みんなで何か一つのものをつくり上げることで絆が深まるのが楽しかった思い出があって。僕たちも部活みたいな仲の良さで撮影をやってきたから、文化祭当日も絶対楽しいだろうし、きっとその楽しさはお客様にもダイレクトに伝わるんじゃないかなと思います。



阿部 何をするかはさ、まだわかってないじゃん?



岡宮 わかってないね。



阿部 だからこそ未知数だし楽しみだよね。



岡宮 ね!



阿部 ね! 本当、何するんだろう……。



岡宮 『十五少年漂流記』はやりますけど、あとは僕たちもまだ把握できてるわけじゃないので、逆に楽しみというか。



阿部 やる以上、チープなものにしたくないなという気持ちはあって。ちゃんと会場に来てくれた人たちや配信を見てくれる人たちを笑顔にできるものをつくりたいです。みんなでいろいろ意見を出し合って、できればちょっと喧嘩とかしたいね。



岡宮 喧嘩するの?



阿部 「いやこれ違うじゃん」とか。



岡宮 なるほど。話し合いとかでね。



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阿部 そうそう。喧嘩はしないと思うけどね(笑)。でもそうやって本気でぶつかった分、出来上がったときの喜びは大きいと思うから。



岡宮 確かに。衝突することで絆が深まるのはドラマでもあったから。そんなふうにみんなで熱くなりたいね。



――本番でいきなりアドリブを仕掛けたりしてくる人も出てきそうです。



岡宮 あっきーさんは間違いなく何かしてくるだろうね(笑)。



阿部 ヤバいよね。たぶん仕掛けてくるんじゃないかな。



岡宮 僕自身は普段アドリブとかあんまりしない人なので。憐もチームの中では引き締め係みたいな感じなので、脱線したら道筋を公式に戻していくのをしっかり頑張りたいです。



阿部 あのメンバーの中で手綱を握るほうが大変そうだよね。



岡宮 マニュアル運転してるみたいな(笑)。



阿部 そうだよね。暴れ馬みたいな人たちだから(笑)。



理想の文化祭は、女の子にキャーキャーされたい(笑)

岡宮来夢&阿部顕嵐が振り返る文化祭の思い出「全校生徒がキャーキャーでした」

――せっかくなので、2人の文化祭の思い出を聞かせてもらってもいいですか。



阿部 それが、僕は文化祭に参加したことがないんですよ。だからこそ、理想はめちゃくちゃあります。



――ぜひ理想を聞かせてください!



阿部 それはやっぱり女の子がキャーキャーして(笑)。



岡宮 そうだよね(笑)。



阿部 バンドとかやりたいですよね。僕がちらっと出てきたら、みんながワーッってなる、みたいなのが理想。他校の可愛い子が見に来たりとか。



岡宮 俺、やったよ。ボーカルだったけど。



阿部 うわ、花形じゃん、そんなの!



岡宮 いや、でもそんな盛り上がってなかったかな(笑)。聴いてる人もライブ慣れしてなかったから、ノリ方がわからなくて。あと、女装もしたし。



阿部 すごいね。



岡宮 中日の夜にお祭りがあるんですけど、その中夜祭で希望団体の発表みたいのがあって、毎年ちょっと陽キャな男の子たちが集まってダンスを踊るみたいな、それが伝統になってるんですよ。こう言うと自分を陽キャだったと言ってるみたいで恥ずかしいんですけど、僕も2・3年生のときに出て、めっちゃ青春でした。



阿部 スターやん!



岡宮 全校生徒の前でやるんですけど、それはもうキャーキャーで、すごいうれしかった(笑)。特に3年のときはジュノンボーイになった翌年でもあるから。



阿部 うわ! いちばんおいしいじゃん。いいな~!



岡宮 なので、文化祭にはいい思い出しかないです。



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――きっと今回はそれより楽しい文化祭が待っているんでしょうね。



岡宮 間違いないです。



阿部 俺、キャンプファイヤーしたいな。文化祭でキャンプファイヤーしない?



岡宮 後夜祭でやった。……でも会場は武蔵野の森スポーツプラザ メインアリーナでしょ?



阿部 ……燃えそうだね(笑)。



岡宮 ワンチャン大火事じゃない?(笑)



――違う意味でのキャーキャーになってますね。



岡宮 そうですね(笑)。そうならないよう、みんなの心に火をつけたいと思います!



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『青春ミュージカルコメディ oddboys』英林館高校文化祭



10月26日(土)・27日(日)開催!



https://oddboys-fes.com/




取材・文/横川良明 撮影/映美



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