小栗旬&リリー・ジェームズ&間宮祥太朗ら登壇 『バッド・ルーテナント』トロント映画祭でワールドプレミア開催
『バッド・ルーテナント:トウキョウ』ワールドプレミアより (C)2026 BLT TOKYO LIMITED. All Rights Reserved.

現地時間9月14日夜、北米最大の国際映画祭である第51回トロント国際映画祭にて、映画『バッド・ルーテナント:トウキョウ』のワールドプレミアが開催された。



世界的な注目作や巨匠の新作が一堂に会する同映画祭のメイン部門「スペシャル・プレゼンテーション部門」への正式出品を果たした本作。

世界中から熱い視線が注がれるこの晴れ舞台に登場したのは、主演の小栗旬、共演のリリー・ジェームズ、間宮祥太朗、そして国際的評価を確立している三池崇史監督だ。



レッドカーペットには、シックな装いに身を包んだ小栗旬、リリー・ジェームズ、間宮祥太朗、そして今回が同映画祭5度目の登壇となり現地でも抜群の知名度を誇る三池監督が登場。姿を現すと、集まったファンから大歓声が上がり、熱烈な歓迎を受けた。



小栗旬&リリー・ジェームズ&間宮祥太朗ら登壇 『バッド・ルーテナント』トロント映画祭でワールドプレミア開催

小栗旬
小栗旬&リリー・ジェームズ&間宮祥太朗ら登壇 『バッド・ルーテナント』トロント映画祭でワールドプレミア開催

リリー・ジェームズ
小栗旬&リリー・ジェームズ&間宮祥太朗ら登壇 『バッド・ルーテナント』トロント映画祭でワールドプレミア開催

間宮祥太朗

そして、ファンで満席となったロイヤル・アレクサンドラ劇場の舞台に三池監督、小栗、リリー、間宮が登壇。登壇者を代表してマイクを握った三池監督は「三池です。お久しぶりです」と笑顔を見せ、「自分が生まれて30年経った時に映画監督になりました。そして初めて国際映画祭というものに呼んでいただいたのが、このトロント国際映画祭でした。最後までゆっくりと楽しんでいただければ幸いです」と、自身の監督キャリアの原点とも言えるトロントの地への深い感謝と愛を込めて意気込みを語った。



上映後の壇上には、自暴自棄な生活を送り、警察内部でも黒い噂が絶えない異質の刑事・矢吹を演じた小栗、ある目的を胸に来日し、矢吹と行動を共にするFBI捜査官・グエンを演じたリリー・ジェームズ、矢吹が追う連続猟奇殺人事件の容疑者・石塚を狂気たっぷりに演じた間宮、そして三池監督が再び姿を現し、熱烈な拍手に迎えられてQ&Aセッションがスタートした。



まず、名作『バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト』(1992年)を元に本作に挑んだ経緯について三池監督は、「1本目の『バッド・ルーテナント』は本当に傑作で、あらためて観たときに“今お前が作っているものは、誰かに媚びていないか?”と考えさせられ、自分の好きなように作っていいんだよ、と勇気を与えてくれました。映画そのものに感謝しています」と作品への深い敬意を明かした。



脚本・天願大介とのタッグについては、「こちらが『こういう脚本にしてほしい』と言っても全く言うことを聞かない“バッド・ルーテナント”みたいな脚本家なんですよ(笑)。

でも、この作品はそんな人に書いてほしいと思って、彼にお願いしました」とユーモアを交えつつ信頼感をのぞかせた。そして、キャスティングについては「求めるというよりも、運命的にその時撮影現場に現れるもの。生まれたときから決まっているような、引き合う力です」と語った。



小栗旬&リリー・ジェームズ&間宮祥太朗ら登壇 『バッド・ルーテナント』トロント映画祭でワールドプレミア開催

三池監督との久々のタッグや役作りについて問われた小栗は、「過去にご一緒させていただいたときと大きな違いはなく、監督は明確なビジョンを持って現場にいてくださるので、僕たちはとにかくついていくことが一番すべきことでした」と真摯な面持ちで回答。役作りについては「日々不摂生な生活を送っていました」と明かし、場内の笑いを誘った。



続いて、文化や演技のバックグラウンドが異なるキャスト陣との共演、そして三池監督が描く独自の映画世界に入った感想を問われたリリー・ジェームズは、「もちろんすべてが素晴らしかったですが、三池監督と仕事ができたことはとても特別な経験でしたし、大好きな東京での撮影も最高でしたし、すべてがうまくいきました」とコメント。また、プロデューサーのジェレミー(・トーマス)がずっと寄り添ってくれました。彼は俳優に心から信頼を置いてくれましたし、彼やここにいる皆さんと共に映画を作れたことは一生の宝物です」と先日、突然の訃報に接した本作のプロデューサーとの思い出を振り返った。



トレーニングや格闘シーンの準備など、役作りについて問われると「私も不摂生な生活を送りましたよ(笑)。そして、アクションシーンにも力を入れました。素晴らしいアクション監督がいましたし、(ミーガン役の)リヴ・モーガンと一緒にジムに行き、彼女は重量で私は軽量の筋トレをしました(笑)。素晴らしいビジョンを持つ監督を信頼して臨みました」と、チャーミングな撮影裏話を披露し、またしても場内は笑いに包まれた。



また、リアリズムと暴力とユーモア、そして少しの不条理が交錯する“三池ワールド”におけるトーン作りについて問われた間宮は、「皆様が楽しんで観てくださって嬉しいです」と笑顔を見せつつ、「過激な描写もありますが、三池監督の現場は非常に楽しく、監督ご自身が一番楽しみながらアイデアを巡らせて撮影されていたのが印象的でした」と現場の空気感を振り返った。



小栗旬&リリー・ジェームズ&間宮祥太朗ら登壇 『バッド・ルーテナント』トロント映画祭でワールドプレミア開催

さらに、劇中で最も印象に残っているシーンについての質問では、三池監督が「普段よりも役者やスタッフに負荷がかかる撮影でした。その中でもリリーは全く文化の違う環境に来て撮影し、国によるやり方の違いから大きなストレスを抱えていたと思います。しかし、誰よりも熱心にアクションの稽古に励み、演じることに魂をぶつけて取り組んでくれました。ただ、ドジョウを食べるというシーンで彼女が見せたとても微妙な表情には、スタッフみんなが大笑いしたのが非常に印象に残っています」と微笑ましいエピソードを披露すると、リリーはすかさず「美味しかったですよ!」と笑顔で返す一幕も。



続いて小栗は「どのシーンも印象に残っていますが、今日、子どもたちと踊るシーンをスクリーンで観て、当時の記憶が鮮明に思い出されました」と劇中で見せる異色のギャップシーンを振り返れば、リリーも「印象的なシーンはたくさんありますが、最後の銃を構えるシーンは少し緊張しました」と撮影裏話を披露。キャスト陣の素顔が垣間見えるトークの連続に、Q&A セッションは終始温かな拍手と歓声に包まれたまま幕を閉じた。



さらに、この日の客席には『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで知られるオーランド・ブルームや、『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年)にてアカデミー賞主演男優賞を受賞したラミ・マレックの姿も。



上映後、本作を鑑賞したオーランド・ブルームは「素晴らしかった! 観客の反応が良すぎてどう反応すればいいかわからなかった。日本とアメリカの融合が見事だった。もっとこういう映画が作られるべきだ」と絶賛のコメントを寄せた。



<作品情報>
『バッド・ルーテナント:トウキョウ』



10月23日(金)



公式サイト:
https://blt-movie.jp



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