
これまで数々の名作を生み出し、映画化されている小説家スティーヴン・キング。本日9月19日(金)より公開中の映画『THE MONKEY/ザ・モンキー』もそのひとつだが、本作で監督・脚本を務めたオズグッド・パーキンスがキングの映画から「象徴的な死」10作をランキング形式で発表する特別映像が公開された。
キングの短編『猿とシンバル』を原作とした『THE MONKEY/ザ・モンキー』は、双子の兄弟が父親の遺品からぜんまい仕掛けの猿のおもちゃを見つけたことをきっかけに、周囲で不可解な死が相次いで起こり始める。兄弟は猿がドラムを叩くと誰かが死ぬことに気づき、これを葬ろうとするが……。キング本人も「狂気の沙汰だ」とコメントしたという本作は、パーキンス監督のこれまでの静かで詩的なホラー作品とは一線を画す、バリエーション豊かで突飛な殺戮が繰り広げられるコミカルでポップな作品となっている。
パーキンス監督が選んだ「象徴的な死」ランキングでは、第5位に『ペット・セメタリー』がランクイン。監督は「別人と化した子どもと向き合うのはキング作品の中でも屈指の恐ろしさ」とコメントしている。第4位には、ホラー映画史上ナンバーワンヒットとなった『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』が選ばれた。
第3位は、キング自身が脚本に参加し、ジョージ・A・ロメロが監督を務めたブラックユーモア満載のオムニバスホラー『クリープショー』。パーキンス監督は「バーニー・ライトソンによる絵が最高です」とコメントしている。第2位には、「美しいジョン・トラボルタ、さらに美しいシシー・スペイセク」が出演した超能力を持つ少女の惨劇を描いた青春オカルトホラー『キャリー』が選出された。
そして第1位に輝いたのは、パーキンス監督がトラウマになったという『死霊伝説』。キングの名作『呪われた町(Salem's Lot)』をトビー・フーパー監督が映画化した作品で、謎に包まれた古い屋敷を舞台に町で次々と起こる怪奇事件を描く吸血鬼映画。
■オズグッド・パーキンス監督が選ぶ、スティーヴン・キング映画の象徴的な死10選
1位『死霊伝説』(1979年公開)
2位『キャリー』(1976年公開)
3位『クリープショー』(1982年公開)
4位『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017年公開)
5位『ペット・セメタリー』(1989年公開)
6位『デッドゾーン』(1983年公開)
7位『ミザリー』(1990年公開)
8位『シャイニング』(1980年公開)
9位『クジョー』(1983年公開)
10位『クリスティーン』(1983年公開)
オズグッド・パーキンス監督が選ぶ、スティーヴン・キング映画の象徴的な死10選
<作品情報>
『THE MONKEY/ザ・モンキー』
公開中

『THE MONKEY/ザ・モンキー』ポスタービジュアル
公式サイト:
https://movies.kadokawa.co.jp/themonkey/
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