
【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
2日目2Rのルーキーシリーズプラスの予選2走目、藤田楓(22)=岡山・127期・A3=が2着に入り決勝入りを決めた。「団子になったところを捲ろうと思っていた。
父で師匠は藤田昌宏。51歳ながら先行、捲りを繰り出し、7月からS級に復帰した。ベテランになって追い込みから転向した異色の自力型だ。
楓は「7日の四日市FⅠの最終日、捲りで1着を取っていた。妹のインターハイに付きっきりで忙しかったはずなのに、とにかくすごい」と舌を巻いた。「自分の中では、兄弟子の太田海也さんより上です」と父にとっては涙ものの台詞を口にした。
「父もそうだけど、母も栄養を考えた食事を作ってくれるなどサポートしてくれる。優勝で応えたい」と意気込む。決勝は、三神遼矢と尾野翔一の2強だけではないことをアピールする絶好の場だ。
▼4R(藤田楓) レースセンスは父以上かも。4=1-2356、4=3-1。
▼3R(岩元杏奈) 酒井亜樹の強さは間違いないが、静岡での卒記では岩本が先着V。再現へ。5-1=2346、5-2=3。

2日目に2着に入り決勝に進んだ藤田楓