
【競輪ビッグレース連載「九州王国再興へ」】
児玉碧衣(30)=福岡・108期=が準決12R2着で決勝に進んだ。6月のパールカップでは初戦敗退するなど、GⅠではやや安定感を欠いていただけに、「乗れたのはうれしいこと」とかすかに笑った。
初戦のガールズドリームではカマシ先行で4着だった。長い距離を駆けて、佐藤水菜に挑戦。9年連続ファン投票1位の感謝の気持ちを走りで表現した。
その代償ではないが、準決後は「初日に1周駆けて、ハムストリングが張っている。うまくケアできていない」と疲労感を漂わせた。
「水風呂に入ってストレッチして、しっかりケアする」とリカバーを誓った。30歳の体は若い頃とは変わってきているかもしれない。だが、得票数は右肩上がり。ファンへの思いは増すばかりだ。
佐藤が強いのは誰しも分かっている。だが児玉は、この大会だけは譲れない。「勝てるイメージをして頑張りたい。
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どんなに疲れていても明るい表情で写真撮影に応じる児玉碧衣