【小倉競輪・GⅢ吉岡稔真カップ】地元GⅢ決勝で林大悟、慶次郎の兄弟連係が実現「信じられない気持ち」

兄の林大悟(左)が弟の林慶次郎(右)をマークする



 林兄弟の悲願がようやく実現する。今節が初めての同じクラスでの兄弟同時あっせん。
兄弟で同じレースを走るのは今節の場合、ルール上、自動番組の初日特選と決勝以外厳しく、弟の慶次郎は予選スタート。決勝しか兄弟で一緒のレースを走る可能性が残されていなかったが、大悟も慶次郎も決勝進出を果たした。

 10R3着で先に決勝に勝ち上がった慶次郎は「あっせんが決まってから目標でしたけど、本当に実現するとは。素直にうれしいです」とニッコリ。数少ないチャンスで目標を成し遂げたのだから喜びもひとしおだ。

 小倉は毎年、GⅠ競輪祭の舞台となっている関係で原則、GⅢ記念競走は開催がない。前回の小倉GⅢは2019年にまでさかのぼる。兄弟あっせんはGⅢ以上限定で、GⅢだと地元以外では基本的に行われない。「地元のGⅢは次、いつあるか分からない。だから一緒に走れるのは信じられない気持ち。大悟もシリーズリーダーで復帰戦のプレッシャーの中、よく戦ったと思います」と本音を語った。

 最終日の12R決勝は慶次郎-大悟の並びで戦う。
大悟は目標不在の櫻井正孝が慶次郎ジカ競りを挑まれたが、「いい感じの試練ですね」と真っ向から立ち向かう。兄弟一丸となって、地元GⅢVへ挑む。

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