
兄の林大悟(左)が弟の林慶次郎(右)をマークする
林兄弟の悲願がようやく実現する。今節が初めての同じクラスでの兄弟同時あっせん。
10R3着で先に決勝に勝ち上がった慶次郎は「あっせんが決まってから目標でしたけど、本当に実現するとは。素直にうれしいです」とニッコリ。数少ないチャンスで目標を成し遂げたのだから喜びもひとしおだ。
小倉は毎年、GⅠ競輪祭の舞台となっている関係で原則、GⅢ記念競走は開催がない。前回の小倉GⅢは2019年にまでさかのぼる。兄弟あっせんはGⅢ以上限定で、GⅢだと地元以外では基本的に行われない。「地元のGⅢは次、いつあるか分からない。だから一緒に走れるのは信じられない気持ち。大悟もシリーズリーダーで復帰戦のプレッシャーの中、よく戦ったと思います」と本音を語った。
最終日の12R決勝は慶次郎-大悟の並びで戦う。