【ボートレース福岡（サマータイム）一般】岡村将也「もっと勝率を上げるためには早いSが必要」準優は今後に向けても試金石

地元の砦としての期待が懸かる岡村将也


　あと一歩だった。得点率5位タイで予選ラストを迎えた岡村将也（36）＝福岡・110期・A2＝は、4日目の2走を1、3着とまとめたが予選最終順位は惜しくも4位。
ただ、準優1号艇は勝ち取れなかったが、後半8Rは不利枠の6号艇から3着をもぎ取る好ファイトで最高のリズムで準優に飛び込んだ。

　機力にも手応えは十分。2節前のお盆特選で出畑孝典が節一の伸びを誇ったと聞いて3日目までは伸び型の調整にチャレンジしていたが、「やっぱり僕にはそのノウハウがない」と自らが得意とする出足型にシフト。これが功を奏して、「伸びは普通だけど、出足や回り足が良くて行き足もいい」と出足系の大幅な強化に成功した。「2コース向きの足なので準優は2号艇ならちょうどいい」。期せずして準優への準備は整った。

　近況はA級の常連と化しているがA2止まり。自らの殻を破るためには何が必要かは分かっている。「今回はダメだったけど、伸び型の調整も手の内に入れなければいけないですね。それにS力。もっと勝率を上げるには早いSが絶対に必要」。準優は今後に向けての試金石。
もうワンランク上の選手を目指すためにも、早いSから1着をもぎ取りに行く。（森　大輔）

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