開幕1Rを逃げ切った6番車の佐藤啓斗
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開幕戦のA級予選1Rは、直近成績77点の6番車ながらも実質的に先行一車だった佐藤啓斗(28)=青森・119期・A2=が、物の見事に逃げ切った。作戦になかった中団攻めとなったが、赤板から前受けの神開一輝を抑えて先頭に立つと、そのまま力強くペースアップ。
「これが競輪ですよ!」。開口一番、してやったりのコメントが飛び出した。90点の猪俣康一、87点の神開一輝を撃破した会心の勝利。隣で聞いていたハコ回りの外崎一成から「仕事しなきゃとか、前に踏まなきゃとか考えていたけど強かった」と絶賛されると、「後ろのことなんて知らないですよ。相手が強かったし、ただ600メートルをひたすらもがいただけ」と冗談っぽく言い放って照れ笑い。ただ準決に向けては「点数が81点しかないので、まずは7着を取らないように」と、慎重かつ冷静に競走得点アップを狙う姿勢を見せていた。