【小倉競輪(ナイター)FⅠ】S級通算7期目の城戸俊潔に意外な事実「まだ一度も優出したことがない」


【記者コラム・森川和也の追走一杯】

 S級予選6Rは、前受けに成功した城戸俊潔(27)=岡山・115期・S2=が、番手の濱田浩司に差されることなく押し切った。

 やるかやられるかの2分戦は、初手の位置取りが勝敗を左右するが「濱田さんがSを取ってくれたのが大きかった」。
ベテランのアシストで優位に立つと、別線の土生敦弘を突っ張ってペース先行に持ち込み、上がり11秒5で逃げ粘った。「出られると厳しいので、後ろを見ながら見ながらでした。ラインで決まったのが一番うれしいですね」。中四国の3番手を選択してくれた小林潤二が3着に入ったこともあり、喜び度合いはさらに増した。

 意外な事実だ。S級は通算で7期目になるが「まだ一度も優出したことがないんですよ」。準決は対戦相手のレベルが上がり、先行できてもオーバーペースになりがち。それでも「小倉はチャレンジでもA級でも優勝したことがあります。だからS級でも結果が出てくれたら」。まずまずだった新車の調整をさらに進め、好相性の当地で悲願のファイナル入りを目指す。▼準決10Rは3分戦。濱田が速いSで後ろ攻めを回避できれば、連夜の先行策でしぶとく粘る。
7-35-35、2-34-34のボックス。

▼4R(橋本陸)先手を取りたい栗田と児玉でにらみ合えば、久留米勢の出番だ。7=2-134。



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S級予選6Rで力強く逃げ切った城戸俊潔
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