甲子園で勝つために。その“武器”は、雪の中にあった――。

【画像】青森山田の全力強化メニューとは?

2024年夏、強力打線を武器に青森大会でベスト4入りを果たした青森山田。その原動力となったのは、冬の“雪上トレーニング”だ。

11月下旬から3月、グラウンドにはベンチが埋もれるほどの雪。それでも選手たちは、サッカー用スパイクや長靴で雪をかき分け、全力ダッシュに挑む。

「これ、えぐいっす……」「ケツ取れる……」

雪の中を走ることで、おしりや体幹など、打撃の土台となる筋肉が自然と鍛えられていく。
キャッチボールやフルスイングも、バランスを意識しながら黙々と積み重ねる。

そしてもうひとつの鍛錬が“食”。
1人1人に設定された目標体重に向けご飯をかき込む。「去年の秋から7kg増えました」という声も。

【画像】智弁和歌山、再起を誓う夏

夜遅くまで、自分の課題と向き合う姿がある。
“雪上トレーニング”は、青森山田だけの特別な武器だ。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部
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